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こういう看板って、結構好きなんだよね。店名がとってつけたような汎用品なのかもしれないけど。
この看板を撮った米子を前回訪れたのは、3.11だった。
13:30羽田発のANAが米子空港に着いたのは15:00くらい。
あの日は、
久しぶりに米子のまちを歩きました。
本当に、いい町です。人の活動、息吹、古さ、朽ちていくもの、生まれるもの。
これからの時代を手探りで探す前向きな動きの中に、
希望の光は見えていました。
まちづくりの仕事って本当にいいな、と思えることは幸せです。
昨日ご報告した流山市長井崎義治氏のの放射能汚染に対して明らかに疑問がある解釈を支持する旨のツイート。
今日探したら、ツイート自体が削除されている。
発言に対しての十分の説明もなく
「一部不適切な表現」
と、解釈ではなく表現の間違いということにしているだけだ。
これが、数万もの命を預かる市長のやり方だろうか?
流山市民の皆さんは、あの発言の真意を確かめ、責任をしっかりと明確にしたほうがいいと思います。
・100ミリシーベルトの被ばくまではダメージはない
・一般人の年間1ミリシーベルトまでの被曝限度基準は法律の解釈間違い
をはじめ、「いまは郡山市でもまったく問題がない」
というような考え方を肯定しており、
子供を守るという視点からいろいろと提言をしている中部大学武田教授を否定しているのが、流山市長です。
危機管理の原則は
1、疑わしき時は行動せよ
2、最悪事態を想定して行動せよ
3、空振りは許されるが、見逃しは許されない
であり、これを流山市長がまったく無視したようなツイートは、説明責任は十分すぎるほどあるのではないだろうか。
市長のツイートの「正しい理解」とはどの部分を指すのか、「不要な不安」についてまた「世間に流布している情報」の内容、これらを明確に説明する必要があると思う。
子供を守ることを最優先に動いた松本市長の菅谷さんとは大違いだな、と感じてしまう。
★流山市長の発言まとめ
・削除されている井崎市長のツイート
福島県郡山で放射能に対し正しく理解し不要な不安を解消するために活動されている佐藤順一さんの講演資料。物理学修士で放射線の研究に携わった方だけあって、世間に流布している情報や有名教授の誤情報についても明快な解説でとても分かり易い。http://t.co/ANCiR9sj
放射性物質汚染について、流山市長が下記のようなツイートをして、危険とも受け取れる個人的な放射線への解釈を肯定している。
+++以下、流山市長のツイート引用+++
福島県郡山で放射能に対し正しく理解し不要な不安を解消するために活動されているS(※nb-roads管理人;個人名に突き伏せ字にしました)さんの講演資料。物理学修士で放射線の研究に携わった方だけあって、世間に流布している情報や有名教授の誤情報についても明快な解説でとても分かり易い。http://t.co/ANCiR9sj
IZAKIYOSHIHARU 2011/11/23 20:02:16
+++引用ここまで+++
このツイートは、リンク先資料の福島の塾講師が批判している武田邦彦教授のブログでも危険性が指摘されているが、東京大学の押川教授からも見解の訂正を求めるツイートがなされ、一般の人からもツイートを疑問視する声が続くことになった。流山市長はすぐに引き下がり、「不適切な表現があった」としたが、根本的に何が不適切だったのか、など具体な説明はこの記事を書いた時点ではなされていない。
■押川教授とのやり取り→
+++押川教授のコメント引用+++
井崎様: 流山市長がこのように「明快にいろいろ間違ってる」資料を真に受けられると非常に困ります。押川正毅 理学修士・博士(理学)/物理学 RT @izakiyoshiharu: 放射能に対し正しく理解し(中略)S(※nb-roads管理人;個人名に突き伏せ字にしました)さんの講演資料。物理学修士で放射線の研究に携わった方だけあって
MasakiOshikawa 2011/11/24 14:58:0
+++引用ここまで+++
セシウム分布マップを作成された群馬大学の早川先生も、「流山市長はタヌキか?」と疑問を呈しておられる。
+++
なお、流山市長のツイートからのリンク先の資料について、私も読んでみた。
いろいろな見解があるものかもしれないが、私は不適切であると考えている。
たとえば、「100mSvまで浴びても、ダメージはないと考えられている」
という考え方は、少しでも被曝をすれば影響を受ける確率が上昇するという確率的な影響の考え方が無視されているし、そもそも、考え方の根底に、危機管理の考え方が欠落したものと考える。
また、1mSv/年の被曝限度量という人は法律の解釈違い、と言っているが、引用されている法律はもとから引用すべきものを誤っている、あるいは不十分なのではないかと思う。
(追記;法令・告示関係はさておき、厚生労働省のWEBサイト「原爆放射線について」のなかでも明記されています。下記画像参照)
※追記 「世界平均で年間2.4ミリシーベルト」とありますが、日本の平均は1.5ミリシーベルトです。大きく違いますので、念のため。
このような考え方を子供に教える立場の人間が講演していることは個人の考えにかかわることだとしても(その考え方の内容については、問題点を指摘されておられる専門家もいるのだが)、それを、ホットスポットとされ、多くの親御さんが何とか子供を守ろうとしている流山市の市長が簡単に認めたことは、まったく信じられないことだ。
原発隣接地域から他地域に疎開した人から個人的に私が得ている情報では、いろいろ切実な状況が伝わってきている。それは、おそらく原発事故が原因であろう、健康への影響を含めてだ。
流山市民のかたは、危機感を持ったほうがいい。8か月たって、
首長がこの状況。本当に子供たちが守られるのか、信じられますか?
それにしても、あまりに驚いた。
私ならば、このような首長には早く変わっていただきたいと考える。
11月11日 流山おおたかの森駅野田線ホームの放射線量 0.17μSv/h
事故前の自然放射線量は0.04μSv/h程度であったと想定されるが、流山市長(が支持するレポート)によればそれよりはるかに高い現状の数値は「健康にダメージを与えない」ということになる。
今日は日中は無風だったが、夕方から風が出てきた。
日中は、窓を開けても室内の線量が上がらなかったので窓を開けていた。
夕方、散歩がてらちょっと離れたスーパーに行こうと外に出たら、線量計の放射線量が上がる上がる。
日野市豊田の豊田駅南口方面は放射線量が高いと思うが、それでもいつもより高い。
昨日一昨日、出張で新潟、秋田の低放射線量を表していた線量計が、
見る見る間に0.14μSv/hまで上昇した。
秋田では同じ線量計で0.05μSv/hとか普通だったのだけど。
日野も福島原発事故前の自然放射線量は、0.05μSv/h程度だったはずだから、ずいぶん高い値。自然放射線を除外して0.114μSv/hを超えれば、外部被曝だけで年間1mSvの法的規制値を超えてしまう。
一緒に歩いていた家内の目にゴミが入ったという。
チリが飛んでいるということは、堆積し、まったく除染されていない放射性汚染物質も飛んでいるということ。そりゃ、空間線量も上がるはずだ。
マスクをしていなかったので、途中で引き返し、家のすぐそばのスーパーに行くことにした。
外部被曝だけで0.14μSv/hとしても、肺に吸い込んだり体内に取り込んでしまえば、内部被曝が加わることになる。
本当に、なんでこんな国になってしまったのだろう、日本は…。
乾燥の季節、これからは汚染物質が粉じんとともに舞い上がりますから、注意が必要です。
ケータイですが。
今回は、撮影地点をかなり増やしてみました。とくに、福島県内を多くしています。
秋田県内はほとんど自然放射線量レベル、とても低い値で収まっています。
奥州市~大崎当たりでいったん少し上昇した後、福島駅手前から急激に上がり始め、那須塩原駅を過ぎるにつれて収束していきます。
相変わらずひどいのは二本松市~本宮市の間が最も高い値で推移し、高い値で数値の変動が激しくなるため、ホットスポットが点在していると思われます。
放射線量が高いエリアでは、すでに米の収穫が住んでいる光景が広がっていますが、やはり、生産者のためにも、消費者のためにも全袋検査を実施すべきで、出荷停止分はすべて東電が買い取るようにする必要があるでしょう。
2011-11-19 秋田新幹線 秋田~東京放射線量測定 |
特急いなほ内で測定してきました。日本海側は、海沿いということもあって数値が低くなっていますね。
2011-11-18 羽越線 |
当然といえば当然なのですが、福島の米からセシウムが検出されました。
救済策を提示されず作付をさせられ、このような結果に直面した農家のかたには同情します。
これに関し、危険な発表に関する記事を目にしました。
+++引用ここから+++
産経新聞 11月17日(木)1時13分配信
厚生労働省によると、国民健康・栄養調査で日本人のコメの平均摂取量とされているのは、生のコメの換算で1日あたり159グラム。今回1キロ当たり630ベクレルの放射性セシウムが検出された玄米を日本人の平均摂取量で毎日1カ月間食べた場合の被曝(ひばく)線量は0・06ミリシーベルトになるという。
厚労省は「毎日食べたとしても、直ちに健康に影響はない」としている。
++++
毎日、米を食べ、ひと月での被曝線量は0.06ミリシーベルトだから、「ただちに影響はない」
ひと月0.06ミリ × 12か月 = 年間被曝量0.72ミリシーベルト
法定被曝限度量は年間1ミリシーベルトですから、
「コメだけ食べて年間限度量の72%の被曝をする」
ということです。
しかし、米だけを食べている人がいますか?おかず、飲料からも被曝する可能性があるのです。
そして、まったく除染が進まない中、積もった汚染物質を吸引することによる内部被曝、
さらには、空間からの被曝量(南東北、関東では十分あり得ます)が加算されると、
「年間1ミリシーベルト」
などという法定基準値は簡単に超えてしまうでしょう。
だから、責任を後に回避するために
「ただちに健康に影響はない」
という表現をしているのです。
放射線障害には「晩発性」のものがあります。これは、毎日、低い数値の被曝を続けていくことで、数年後、数十年後に病気や健康障害が発生するというものです。たしかに「ただちに」ではないのです。
そして、日本アイソトープ協会の本でも明記されている通り、そのような晩発性のがんのような健康障害は、「被曝によってもたらされた」ということは立証できないのです。
つまり、政治家や役所としては「ただちに」とつけていれば嘘をついたことにはならず、
数年後に影響が出ても、相手は立証が困難である、ということを認識しているのではないか、と考えずには居られません。
とにかく、除染がまったく進んでいない今の状況では、3月の事故直後となんら汚染の現状は変わっていない、ということ、目に見える影響は数年後から出てくること、今すぐ目に見えないからと言って、簡単に「大丈夫」などと決め付けないこと、これらを常に念頭に置くことが肝要です。
基本的に自分は過保護で甘やかされてきた第一次産業については非常に疑問を持っています。
しかし、今の段階でTPPなどに参加すれば日本の1次産業がつぶれると思ってます。
それは、原発事故が大きな原因です。
日本の生鮮物は、外国では全く信用を失い、むしろ危険視されています。
海外のすし店では
「日本からの食材は使っていません」
と注意書きを出している店もあると、TVでもやっていました。
外国人がどれだけ日本を回避しているか?
4月の時点で訪日外国人数は平成22年の-62.5%、5月では-50.4%。
8月では-31.9%。
いまだに多くの外国人が、日本を避けているのが現状です。
さらに、BCGのおこなった調査では、「訪日を控える理由」で86%が放射能汚染への懸念、「科学的根拠に基づいた安全性に関し、信頼できる情報源」として、「日本政府の発表」はダントツに低い信頼度、「信頼できない」という傾向は8割を超えているのです。
このような中で、
「価値あるこだわりの農作物を作っていれば、品質を求める消費者が購入する」
と頑張っている農家のかたもおられます。
でも、考えてみてください。
日本で数年前、「中国野菜は危険だ」と一斉に中国野菜を回避する現象が起きました。
その時、「中国の○○省の野菜は危険だ」となりましたか?
いえ、「中国」という大きなくくりで見たはずです。本当は、中国にだって危険でない野菜はあるはずですが、我々は「中国」というくくりで見たのです。
それと同様、日本で作られるもの、とれるものは
「汚染された日本でとれたもの」
としか見られないことは、十分に予想されるのです。
外国の日本食材店でも、売り上げに苦心している店が出ているとのこと。
いま、この時点でTPPに参加すれば、日本の農業は日本人が支えない限りつぶれます。
しかし、汚染リスクを避けたい日本人も少なからずおり、それらの人も外国食材に走る可能性も少なからずあるのではないでしょうか。
一方で、見方を変えれば、それは現在、十分な情報も出されず危険な「暫定基準値」にさらされ、ろくに除染すらされていない環境下で暮らす消費者にとっては、安全食材への選択肢が増えるという意味では、むしろTPPで選択肢が増えることは望ましいことということも言え、今の危険な食糧政策の中では、むしろ子供たちを守るためには選択肢は多いほうがいいというのも事実です。
まずは、日本政府はTPPの前に、暫定基準値を見直し、東電に全量買い取りを指示し、汚染の危険性があるものを流通させないようにし、なおかつ、早急に除染を本格化させる必要があるでしょう。それがなくては、日本の消費者の安全は守られませんし、ましてや海外での信頼など獲得できず、国際競争力などもてませんから。
被災地域の生産者のかたは、徒労に終わるかもしれない作付よりも、東電、政府を相手に農協や自治体任せではなく直接立ち上がる必要があるのではないでしょうか。
被災地域外の生産者のかたは、日本ブランドの信頼を回復するために、やはり東電、政府を相手に立ち上がる必要があるでしょう。
そのような姿勢を見て、消費者が共感して支援がでてくれば、と思います。
『プロアクティブの原則』
1 疑わしいときには行動せよ
2 最悪の事態を想定して行動せよ
3 空振りは許されるが見逃しは許されない
今の社会は、子供を守ろうと細かい心配をして行動したり、声をあげる若い親などを
「神経質だ」
となかば嘲笑する風潮もある。
「風評の加害者だ」
というニュアンスも聞こえてくる。。
しかし、危機管理上はプロアクティブの原則が重要であり、また、防災心理学上は危機に際し、まず学習をし、的確に行動する傾向にあるのは小さい子供を持つ親たちだ。
「神経質」といわれても、30年後に「あの時は、あそこまでしたけど大丈夫だったね」
と言えることは許される。
しかし、同じ30年後、いや、早ければ3年後に
「あのとき、ああしていれば…」
という見逃しは許されない。
松本市長の菅谷さんのチェルノブイリ事故関連でのベラルーシでの治療活動手記にも
「あの時、あそこで遊ばせなければ…キノコを食べさせなければ…」
と一生の悔恨を背負う親たちの様子と、健康を失って時に生きたくても命を失っていく子供の様子が描かれていた。
プロアクティブの原則、原発事故、脱原発議論においては、この考え方が根本的に欠落している。
10代からのこれから将来子供を生まなくてはならない女性たちが、
まだ線量が低いと言えない福島市内を走る駅伝が、明日、13日、実施される。
最近、いろいろと実感することが多いのだが、
世の中の大人、とくに歳が上がるにつれ責任感が薄いということであり、
そして、世の中の決定権は彼らが持っていることがとても怖いということだ。
いや、厳密には「責任感」はある。情から生まれ、「助け合おう」という気持ちから行動する、「責任感」が強い傾向にあるのだ。
問題は、その結果、社会の決定権を持つ彼らが行う決定を、子供たちは受け入れることしかできず、そして、この駅伝や、4月5月くらいの各自治体の首長が「生産者支援のため学校給食を汚染地域のものにする」と次々と方針を打ち出した時のように、子供たちが「使われている」ということだ。そして、直接子供を使わずとも、放射線汚染教育が行き届いていない社会において、目の前の情によって動き、危険性がぬぐえないものを漠然とした根拠なき「大丈夫だろう」という他人任せの判断で買う親が、それを子供たちに与えている、ということだ。(本当に「助けあう」ために大切なのは、そのような方法ではない支援の方法を考えていくことと思うのだが…)
+++
明日の駅伝、本当にやるんですか?原発被災地支援(まあ、私の住む東京も汚染地域ですが)には、他の方法は考えられないのか?若い選手たちが成長する駅伝大会の場は他に用意できないだろうか?
私が実測した新幹線の中でも、放射線は高い水準にある福島県内。
これはガンマ線だけの空間線量。
11月11日は、私の「東京都日野市豊田駅南口方面放射線量(放射能)簡易測定MAP」でも
線量が上がっていると報告したが、これは日野だけではない各都県で表れている上昇と一致している。つまり、新たに大量の汚染物質がいずれからか出ていないとすれば、地表にあった汚染物質が風で舞い上がり、雨で再びフォールアウト(降下)したことを意味している。(そして、これから関東は乾燥の季節を迎えると、風は脅威になる。)
アスファルトにしみ込み、地表や樹木の表面から風や空気中に舞うセシウムはベータ線も出している。
東京にも飛散しているだろうと目されるプルトニウムはアルファ線で肺に取り込まれれば「半分に減るのに」500日、骨に取り込まれれば200年かかる。
ベータ線を出すストロンチウムは、骨に入れば半分になるのに50年。
激しく呼吸をする長距離走、走ることにより砂塵が舞うことが十分想定される長距離走は、
内部被曝の危険は十分すぎる。
仮に、コースを除染していたとしても、雨風でまた汚染されるのだから、意味はほとんどない。
この駅伝は、選手の健康が一番心配であり、そして次に、
世の中に対して間違ったメッセージを発信しかねない危険性を持つ。
この国の社会は、思考が停滞しすぎている。
新潟県のウェブサイトより
+++引用ここから+++
新たな食品中の放射性物質の規制値について国に要望します
2011年11月02日
現在、東京電力福島第一原子力発電所の事故により放出された大量の放射性物質が広範囲に拡散し、生活圏の汚染や農林水産物の汚染によって、多くの国民が不安にさらされています。
一方、食品等に定められている現在の暫定規制値は、事故直後の緊急事態など、生きるためにやむを得ず摂取するような際の基準です。
新潟県は国に対し、国民の健康と安全、そして日本の信用を守っていくために、国際的にも信頼される基準に戻すよう要望してきたところです。
このような中、10月28日、厚生労働大臣は「新たな規制値設定のための基本的な考え方」を示し、食品から許容できる線量を年間1ミリシーベルトに引き下げることを基本に検討することとしました。
しかしながら、従来、原子炉等規制法などでは、ICRP(国際放射線防護委員会)の勧告に基づき、外部被ばくと内部被ばく線量を合わせた一般公衆の被ばく限度を年間1ミリシーベルトとしており、従来の規制値と整合性をもった、内部被ばくと外部被ばくの合計を踏まえた規制値とすべきと考えます。
また、乳幼児からおとなまで一律の基準とすることなく、特に子どもへの影響について十分に考慮したうえで、子どもについては別基準を設定すべきと考えます。
今後、厚生労働省で新たな規制値の設定について議論していくにあたっては、これらのことに十分配慮し、より安全サイドにたった議論を行うよう要請します。
◇このページに関するお問い合わせは
生活衛生課 食の安全・安心推進係
住所: 950-8570 新潟市中央区新光町4番地1
電話: 025-280-5205 ファクシミリ: 025-284-6757
電子メール: ngt040250@pref.niigata.lg.jp
このページに関するお問い合わせは
+++引用ここまで+++
震災から、8か月。
長かった。しかし、ようやっと、まともなことを言ってくれる自治体が表れた。それが新潟県。
この考えを国がどう受け止めるか、しっかりと見ていきたいし、読者の方にもしっかりと国を見てほしいとおもうのです。
御殿場の「時之梄」に行く途中、久々に忠ちゃん牧場にやってきた。
忠ちゃん牧場といえば
ジンギスカン
ジュージューと野菜、肉からでるエキスが湯気をあげる。
あいにくの曇天でちょっと寒かったが、ジンギスカンでポカポカ。
牛さんがいないな、と思った。
静岡県内の牛はすべて、放牧ではなく畜舎に入っているという。
ちょっと考えれば当然だと気付いた。
放射性物質汚染。それを恐れているのだろう。
大変だな、と思った。
かつてはここでも牛が牧場に出て歩いていた風景を見ることができた。
こんなところでも、「当たり前にあった風景」が放射能汚染に奪われていることを実感した。
ちなみに、DoseRAE2でのこのあたりの空間線量は常に0.09~0.1μSv/hの我が家よりはるかに低かった。
週末に、飼っていたカブトムシで最後まで生き残っていた個体が★になった。
7月末、3匹のオスが小さい虫カゴに入ってやってきた。
大きな飼育ボックスを買い、ゼリーをあげ、時折、霧吹きで湿らす。
「日本のカブトムシはどんなに手を尽くしても、冬は越せないよ」
そう分かっていた。
でも、寒さをしのいでやろうと、飼育箱を段ボールに入れた。
11月まで生きれば、まあ大往生だろうか。
ここ10日くらい、日に日に弱っていくカブトムシを見て、お別れの時期が来たのがわかった。
それから毎日、飼育箱のふたを開けるのがなんだか怖かった。
いろいろなことがある年の、夏が終わった。冬が来るんだね。
★になってちからが抜けた亡骸を手に取りながら、
この小さな虫の記憶もどこかに大切にしまっておこうと思った。