日野市立某小学校。空間線量は高くても0.131μSv/h程度の日だった。
(使用機種は大口径パンケーキ型センサー搭載のインスペクター+というガイガーカウンター)
体育館沿い、水が流れるだろうと思われるコンクリート沿い地面を計測。
X線、γ線だけでは不十分なので、α線、β線をはかるための検知窓を開放。
数値は0.119μSv/h。低い。水が頻繁に流れているからだろう。
では、その流れた水が落ちる排水溝はどうか?排水溝には落ち葉が積もっていた。
汚染物質は小さいので落ち葉の下のほう下のほうに堆積するが、ほじくり返すわけにもいかないので、落ち葉の上から計測。簡単に数値が上がった。
『0.227μSv/h』
おそらく、この落ち葉の下のほうにはもっと色濃くβ線が検出できることだろう。
でも、この数値がわかっただけで知りたいことがわかったからいい。子供たちの生活の場は汚染されている、ということ。
日野市が公表している「個人用」線量計での同地域の計測数値は昨年の11月、地上5cmでの計測値は
「0.07μSv/h」
低いのは当たり前。私も持っている、日野市が計測に使うこの機器はα線とβ線を検知しない。セシウムの、β線は無視してあくまでγ線、x線しか拾わないのだから。
本当の危険は相変わらず、日常生活を取り囲んでいる、これが現実。
本当に、このままでいいの?
まで達した。子供たちがこういうところを手で触り、そのままの手を口に入れてしまったら…と思うとぞっとする。
除染が全くされていない多摩地域において、風雨で汚染物質が再飛散、汚染をしていることが分かった。
これが、現実。
++
]]>我が家の近所の側溝。原発事故以来、全く除染されていない側溝。
スコップでホジホジ。土をとります。結構たまっていたので、奥のほうの土はあまりとれませんでした。
で、さっそくガイガーカウンターで計測。0.305μSv/h。空間線量は0.1μSv/h以下ですから、やっぱり汚染されているのが分かります。
つぎは我が家の側溝。昨年9月に除染し、先日、再汚染のために再度除染した側溝です。
画像右下の通り、昨日の台風で大量の落ち葉やごみが飛んできて詰まってしまいました。
さっそく、ビニール袋に取り除きます。
そして計測。0.125μSv/h。
うーん、そんなに大量に汚染されてはいない、ビビるような値ではないけど、やはり少しは汚染はされている、という感じ?
これを放置し、何度も強風や雨が繰り返すと濃縮していくのでしょう。(我が家で言えば、昨年9月からは約8カ月で0.5μSv/hぶんの汚染物質の蓄積でした)
なにはともあれ、強風や台風にも用心することに越したことはなさそうです。
今日、また同じ場所の汚泥を取り除いて線量をはかってみました。
汚泥の量は前回の1/4程度の量でした。
●本日の空間線量
・ガイガーカウンター(地上130cm、ベータ線遮断) … 0.1μSv/h程度
●シンチレーション式カウンター(地上130cm) … 0.09μSv/h程度
上記より、おおよそ0.09μSv/h程度で判断。
●側溝から取り除いた汚泥の計測(ガイガーカウンター ベータ線込み)
…0.38μSv/h~0.49μSv/h、10回計測平均値…0.45μSv/h
除染が全くされていない地域での現状です。空間線量が安定していても、台地はしっかりと汚染されており、風邪などでこのチリが舞い上がっているのです。
]]>先週、私が実際に外部被曝した線量計の値です。
使用機材はシンチレーション式のDoseRAE2。
単位はミリシーベルト。(μSvに換算するにはは1,000をかけて下さい)
グラフの中の範囲での累積被曝は5.1μSvになります。
各地における1時間あたりの被曝量は
酒田市~由利本荘市~横手市 0.02 μSv/h
奥州市~伊達市 0.13 μSv/h
飯館村~川俣町 1.20 μSv/h
川俣町~いわき市~柏市 0.15 μSv/h
柏市 0.13 μSv/h
柏市~都内 0.10 μSv/h
日野市 0.14 μSv/h
※一般国民の年間被ばく限度量1mSvでは時間あたりの被曝量は0.114μSv/hです。
山形県酒田市や、秋田県由利本荘市、横手市などが、いかに奥羽山脈に守られているかがわかります。とても低い。
(私は秋田県産の作物はキノコなどいくつかを除いて安心できると思っています)
一方で、奥州市や一ノ関あたりが飛び地的に汚染されていること、伊達市などの線量もかなり高いのですが、飯館村がずば抜けています。
柏市には3時間程度の滞在でほとんどがコンクリートの建物の中にいました。日野に戻っても、毎時間しっかり低線量の被曝をしていることがわかります。これが現実です。子供の放射線への感受性は大人の4倍あることを忘れてはいけません。
この汚染で大人一人が癌などになる時、子供たちは4人、病気にになっているということを。
1、中部大学武田邦彦教授
・欧米の原発は地震が極めて少ないところに建てられている
・また、内陸に建てられている。これは、冷却には淡水が好ましいからである。
・上記のことより、欧米の原発は「耐震」「津波」は想定していない
・日本では震度6レベルを含め地震が非常に多く発生している。
・日本では津波も発生する。
・それなのに、日本の原発は、海沿いに建てられており、なおかつ、冷却に望ましくない海水を使っている。
・日本原発は「津波」「地震」を想定しない米国のものを使っている。
・だから、地震や津波が来て原発が壊れるのは、もともと科学的に説明できることだった。
◎それでも、原発をつくって受け入れてきたのは、国民(大人)に他ならない。
◎だまされたとしても、責任は大人にある、
◎今の大人は、自分たちは電気を使い、その危険な廃棄物を子供たちに押し付けている。
◎それと同様に、首都圏は電気の恩恵を受けながら、地方に原発を押しつけてきた。
☆大切なことは
・大人たちが責任を自覚すること。
・科学者は「ショーウィンドウ」のように、事実を提示できるだけで、人々の暮らしを決定することはできない。
・大人たちは科学的根拠を知ることそして、自分達が判断する。
・どのように生きていくか、社会を作り上げていくかは、そこに住む人々が決定してゆかねばならない。
☆安全性の目安
・被曝は現在4階建ての構造になっている。1階が自然被ばく、2階が医療からの被ばく(レントゲンなどを多くすることで数年先の晩発性のガンなどの患者が増えていることは統計的に確認され、それゆえ子供向けの学校などでの診断では極力数が減らされた経緯がある※伊藤追記 政府が決めた暫定被ばく基準値20mSv/年は、胸部レントゲンを1年に400回浴びるのと同じ)、3階が過去の核実験により、各地に散布された汚染物質(※伊藤追記 プルトニウムなどの半減期は2万年を超えるので、まだまだ当時と同じ量が残っていると考えてよい)4階が、原発事故からの被ばく。
・これらは、既に階層構造で積み上がっている。だから、「これだけの被ばくをしても、自然放射線量と変わりませんよ」「これだけ食べても、医療からの被ばくのほうが多いですよ」という「大丈夫おじさん」たちの言うことは意味がない。なぜなら、それは比較する対象ではなく、相互に『加算して考える』べきもの、それらがトータルして「年間1mSvに収まるかどうか」が重要だからだ。
・法定基準であり、国際的な安全基準である「民間人年間被ばく限度量」の1mSv/年は、「とりあえず」決められたものではない
・これまでの放射線の影響については「危険である」という情報、「それほど危険ではない」という情報両方が研究結果として存在する
・それらを認識したうえで、専門家などが話し合って決めてきた基準が「1mSv/年」である。
・これに沿うと、外部被ばくでいえば、0.1マイクロSv/毎時(0.1μSv/h)が一つの目安になる。
・空間線量が0.1μSv/hを超える地域では、「じゃあ、経済的損失をとって引っ越すか、健康リスクを承知で住み続け、被曝量を減らす努力をするか」は「親たちの責任で行うべき判断である」
・大人は5年で5mSvの累積量であれば、5年の中で多い年、少ない年をやりくりしてもよい。
☆これから
・残念ながら、大量の汚染物質が海に流れており地域的に魚介類、臨海学校に注意が必要。
・チェルノブイリで被害を受けたベラルーシなどでは、子供たちの病気は事故5年後に急増している。妊娠時の影響はさらにもっと先の話だ。だから、「いま、病気患者が出ていないから安心」という専門家やマスコミのいうことは意味がない。これから先に起こることであって、彼らは預言者ではない。
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☆「つながろう柏 明るい未来プロイジェクト」川田氏の講演
・今は、誰かを批判したり責めたり、論じるより、子供たちが被害を受けていることから一刻も早く、現状を改善することが重要。つまり、動くこと!
(責めたり論じている間にも子どもたちは被ばくしている)
・自分たちは、柏で暮らしていくことを決めた。だから、少しでも減らす努力をしていく。
・除染活動を始めてから、我々の姿を見て町内会の大人の人なども参加してくれるようになり、だんだん意識が変わりつつある
・汚染の状況は、対策が遅くなったのがよいか悪いか、かなり局所的に汚染物質が蓄積している。だから、効果的に除染を進めるには、まずはその部分から取り除いていけばよい。
・実際に活動を通し、空間線量を減らすことに成功している。空間線量は減らすことができる。
・家の中でも、被曝する線量には場所によって大小がある。
それを知ることで、子供の被ばく量を減らすこともできる。
・市にも限界がある。市と連携して進めていく
・東葛地域の汚染対策は、最初は遅かった。でも、今は柏市では給食もまぜこぜ検査を実施し、検出限界は1bq(※伊藤追記 非常に低い値を基準にしている、といえます)。市は、とても前向きな姿勢で協力してくれている。
・計測ではしっかりと根拠を残す。そのためには、市の貸し出し機材などを活用し、機材間の誤差をなくしてデータをとる。計測台を作る。画像を撮る。
・お父さんは、子供たちに「あの時、お父さんはこうやってベストを尽くしたよ」と将来言えることが大切
・ただ、除染はできる範囲で参加していくことが大切。これで身体を壊してはいけない。それは、のぞましい除染活動ではない。
資料等の問い合わせは下記まで↓
http://www.tsunagaro-kashiwa.com/index.html
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講演会には老若男女、集まっておりました。
私のように、東葛とは全く縁のない、多摩の人間まで貴重な1席を割いていただき…。
80人の活動である柏のプロジェクトはうらやましい。
そしてまた、若い創造的な、この講演会をしてくださった柏の青年会議所のみなさんの存在が頼もしく見えました。
最初のJC理事長さんの前向きなお話などで、思わず涙ぐんでしまった。
動きが余りに鈍い多摩地域で住む親として、日頃、自分が抱えていながら、心にしまっている孤独を再認識したこと。一人だけで、家の周りを線量計で測り、除染をしたこと。家内と家の中をふき掃除をたくさんしたこと。
そして、身の回りに感じることができない、このような尊敬できる人たちの存在のうれしさ。
上記をまたレポートにして、もうそろそろ「モンスターペアレント」のレッテルがはられそうな(もう、貼られているかもね)息子が通う保育園に持参するつもりです。
根拠をまとめて提示してもモンペと思われてしまうようなこの孤独にも今は耐えながら、仲間を見つけていきたいと思いました。
本当に、貴重な機会をありがとうございました。
きっと、何か、自分のアクションに役立てたいと思います。
仕組みを作らないとね。
私が自分自身で採用しているLNT仮説というのは、いわゆる「確率的影響」というもので
「少しでも被曝すればそれだけ癌死のリスクが高まる」
という考え方ですが、これも、現在検証の途上にあります。
対極的な考え方が「ホルミシス効果」という考え方です。
これは、むしろ、「低線量長期被曝」は、温泉の湯治のように体に良い影響をもたらすのではないか、という考え方です。
マウスを使った実験では、105匹のマウスに対して3つの線量で35日間の照射では、確かに癌の発生確率の低下がみられています。
(http://criepi.denken.or.jp/jp/kenkikaku/report/detail/G03007.html)
一方では、別の団体の実験では400日間の照射においては寿命の低下が4000匹のマウスによって明らかにされているのです。
(http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_No=09-02-08-09)
なお、人間には、放射線からの障害に対して修復能力があります。
ですから、ある程度の低線量被ばくには修復能力が追い付けば、問題がないわけです。
これらの考え方の図解は「これが現実」というサイトさんにわかりやすい図がありますのでリンクします。
http://genjitsu.jp/wp-content/uploads/Degree_of_risk_1.jpg
放射線障害に対する修復能力の程度はわかりません。子供が大人の4倍の被害を受けやすい、というのは、原発推進派、反対派も認めるところであることと、
累積で「50mSv」を超えてくるとがんのリスクや健康への影響が出てくるということについてはほぼ検証されている、ということは言えるでしょう。(しきい値)
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さて、この事を今の日本に置き換えてみます。
東日本、および、食品が流通している西日本も関係するかもしれません。
私の住む地域も含め、広範囲で11月以降、それまで収まりつつあった空間線量がそれまでより高い状況で推移しています。
これは、私は自宅近辺の定点観測からも、乾燥の季節に入り、地上に落ちた放射性汚染物質、セシウムなどが空中に最浮遊して風向きや降水によって降下し、あちらこちらを再汚染している(汚染範囲を広げている)と考えています。
除染が一切行われない中でのそのような状況はつまり、今後、私たちだけではなく、私たちのまだ幼い子供が将来子供を持っても、その子供の一生もまた低線量長期被曝のリスクと風向きにおびえていかないといけない現実を表しています。
また、4月から食品の汚染基準値が暫定基準値よりもだいぶ引き下げられて施行されます。
これは、十分なのでしょうか?
いえ、これは「生涯、飲食物のみからの被曝を100mSvに抑える」という考え方である時点で、十分な基準とは言えません。
なぜならば、人は汚染地域では飲食物からだけではなく、皮膚、呼吸、怪我した場所などからも、絶えず自然放射線以外からの被曝をしているからです。累積での100mSvはゆうに超えてしまうのです。
そうすると、明らかに癌(死)のリスクというのは上がってくることは国際的に認められるところです。
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では、私たちは低線量長期被曝に対して、どのようなスタンスをとるべきでしょうか?
本当に、危険かどうかわからない。
危険という説もある。でも、検証中。
危険ではないという説もある。でも、検証中。
このときに「危機管理」の考え方が重要になってくるのです。
その考え方の一つに、何度か取り上げた「プロアクティブの原則」があるわけです。
1、疑わしき時は行動せよ
2、最悪事態を想定せよ
3、「空振り」は許される。「見逃し」は許されない
これは、まさしく今の状況に適切な考え方だと私は考えています。
・ここまでやってきたけど、結果的に大丈夫だったね
ということと
・あの時、ああしておけばよかった
ということでは、結果は全く違うわけです。
だから、私は「少しでも被曝量が増えれば、その分リスクは増加する」LNT仮説をとることを選んでいますし、今の社会にもそれが必要だと考えています。
いずれにせよ、ベラルーシではチェルノブイリ事故10年後に小児甲状腺がんがピークを迎え、その後、いまでも低線量長期被曝によると見られる大人達の癌や白血病が増加または多く出ている事実があるのです。
この問題は、事故から25年間たったチェルノブイリの影響を参考にするほか、今はないでしょう。
昨日雪が降ったからかな?
]]>車の入れ替えに伴い、心機一転、サイトを入れ替えようと思いWordPressで新サイトを立ち上げました。
下記のような整理を考えておりますので、今後ともなにとぞよろしくお願いいたします。
移動するコンテンツ…自動車、画像、猫、雑感関連
このまま継続して使うコンテンツ…原発関連、放射能関連
]]>さようなら、
わが愛すべきサプリームブルーの
ロードスター 8年ありがとう!
↓
↓
↓
さようなら、
]]>
デミオ・スポルト
2400kmしか乗らなかった
えっ?デミオ?
↓
↓
↓
第2章、いくぜ。
ね、banabanaさん?
]]>タイプRSにオーナメントをつければ、外見ほとんどSPIRT-Rと同じになる。
フロントの細かいところかシート、ホイール(といっても、ホイールを変えたらわからない)をみないと、それが単なるRSなのか、SPIRIT-Rなのかわからなくなる。
オーナメントは、あくまでもSPIRIT-R購入者のみが購入できるべきではないか?
「限定車」は基本的に、車検証などを見てその所有者かどうかを見て発注することもある。
じゃないと、特別感がなくなるからだ。
でも、今回はやっぱり、「特別仕様車」でしかないんだね。RX-7の時のような限定車という特別感はなく、
単に、最後にRX-8を売りさばきたい、という車でしかないんだ。
がっかりだね、MAZDAには。SPIRIT-Rの名称も堕ちたもんだ。
]]>松山市にて。
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