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米の汚染「少しだから”ただちに”健康に影響はない」←”ただちにじゃない”長期的には影響あり、ということです。

当然といえば当然なのですが、福島の米からセシウムが検出されました。
救済策を提示されず作付をさせられ、このような結果に直面した農家のかたには同情します。

これに関し、危険な発表に関する記事を目にしました。

+++引用ここから+++

毎日食べたら0・06ミリシーベルトの被曝「健康に影響ない」と厚労省

産経新聞 11月17日(木)1時13分配信

厚生労働省によると、国民健康・栄養調査で日本人のコメの平均摂取量とされているのは、生のコメの換算で1日あたり159グラム。今回1キロ当たり630ベクレルの放射性セシウムが検出された玄米を日本人の平均摂取量で毎日1カ月間食べた場合の被曝(ひばく)線量は0・06ミリシーベルトになるという。
厚労省は「毎日食べたとしても、直ちに健康に影響はない」としている。

++++

毎日、米を食べ、ひと月での被曝線量は0.06ミリシーベルトだから、「ただちに影響はない」

ひと月0.06ミリ × 12か月 = 年間被曝量0.72ミリシーベルト

法定被曝限度量は年間1ミリシーベルトですから、

「コメだけ食べて年間限度量の72%の被曝をする」

ということです。

しかし、米だけを食べている人がいますか?おかず、飲料からも被曝する可能性があるのです。
そして、まったく除染が進まない中、積もった汚染物質を吸引することによる内部被曝、
さらには、空間からの被曝量(南東北、関東では十分あり得ます)が加算されると、

「年間1ミリシーベルト」

などという法定基準値は簡単に超えてしまうでしょう。

だから、責任を後に回避するために

「ただちに健康に影響はない」

という表現をしているのです。

放射線障害には「晩発性」のものがあります。これは、毎日、低い数値の被曝を続けていくことで、数年後、数十年後に病気や健康障害が発生するというものです。たしかに「ただちに」ではないのです。
そして、日本アイソトープ協会の本でも明記されている通り、そのような晩発性のがんのような健康障害は、「被曝によってもたらされた」ということは立証できないのです。

つまり、政治家や役所としては「ただちに」とつけていれば嘘をついたことにはならず、
数年後に影響が出ても、相手は立証が困難である、ということを認識しているのではないか、と考えずには居られません。

とにかく、除染がまったく進んでいない今の状況では、3月の事故直後となんら汚染の現状は変わっていない、ということ、目に見える影響は数年後から出てくること、今すぐ目に見えないからと言って、簡単に「大丈夫」などと決め付けないこと、これらを常に念頭に置くことが肝要です。

コメント (1)

??????????”????”?????????←”????????”?????????????????? (NB-Roads????????????????) 私が探していたものです。情報をありがとうございました。

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2011年11月17日 02:45に投稿されたエントリーのページです。

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