10代からのこれから将来子供を生まなくてはならない女性たちが、
まだ線量が低いと言えない福島市内を走る駅伝が、明日、13日、実施される。
最近、いろいろと実感することが多いのだが、
世の中の大人、とくに歳が上がるにつれ責任感が薄いということであり、
そして、世の中の決定権は彼らが持っていることがとても怖いということだ。
いや、厳密には「責任感」はある。情から生まれ、「助け合おう」という気持ちから行動する、「責任感」が強い傾向にあるのだ。
問題は、その結果、社会の決定権を持つ彼らが行う決定を、子供たちは受け入れることしかできず、そして、この駅伝や、4月5月くらいの各自治体の首長が「生産者支援のため学校給食を汚染地域のものにする」と次々と方針を打ち出した時のように、子供たちが「使われている」ということだ。そして、直接子供を使わずとも、放射線汚染教育が行き届いていない社会において、目の前の情によって動き、危険性がぬぐえないものを漠然とした根拠なき「大丈夫だろう」という他人任せの判断で買う親が、それを子供たちに与えている、ということだ。(本当に「助けあう」ために大切なのは、そのような方法ではない支援の方法を考えていくことと思うのだが…)
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明日の駅伝、本当にやるんですか?原発被災地支援(まあ、私の住む東京も汚染地域ですが)には、他の方法は考えられないのか?若い選手たちが成長する駅伝大会の場は他に用意できないだろうか?
私が実測した新幹線の中でも、放射線は高い水準にある福島県内。
これはガンマ線だけの空間線量。
11月11日は、私の「東京都日野市豊田駅南口方面放射線量(放射能)簡易測定MAP」でも
線量が上がっていると報告したが、これは日野だけではない各都県で表れている上昇と一致している。つまり、新たに大量の汚染物質がいずれからか出ていないとすれば、地表にあった汚染物質が風で舞い上がり、雨で再びフォールアウト(降下)したことを意味している。(そして、これから関東は乾燥の季節を迎えると、風は脅威になる。)
アスファルトにしみ込み、地表や樹木の表面から風や空気中に舞うセシウムはベータ線も出している。
東京にも飛散しているだろうと目されるプルトニウムはアルファ線で肺に取り込まれれば「半分に減るのに」500日、骨に取り込まれれば200年かかる。
ベータ線を出すストロンチウムは、骨に入れば半分になるのに50年。
激しく呼吸をする長距離走、走ることにより砂塵が舞うことが十分想定される長距離走は、
内部被曝の危険は十分すぎる。
仮に、コースを除染していたとしても、雨風でまた汚染されるのだから、意味はほとんどない。
この駅伝は、選手の健康が一番心配であり、そして次に、
世の中に対して間違ったメッセージを発信しかねない危険性を持つ。
この国の社会は、思考が停滞しすぎている。
コメント (1)
???????(??)?????? (NB-Roads????????????????) 私が探していたものです。情報をありがとうございました。
投稿者: vancouver website designer | 2012年02月26日 12:39
日時: 2012年02月26日 12:39