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今朝、散歩がてらに持ち出した線量計。
家の中では0.1μSv/hとやや高め。
外では、0.16~0.18μSv/hで、だいたい安定しているのが
0.17μSv
通常このあたりは、外でも0.11μSvだから、今日は高めの値になっている。
昨日の雨が、新たに放射性物質を運んできたのではないか。
もっとも、日野市南平のガイガーカウンターでは、特段異常値にはなっていないようだ。
線量計を入れているカバーが汚れているのかと思って拭いたが変わらない。
家の中でも、通常よりやや高めで異常値は示さない。特に、汚れているわけじゃない。
この辺りの線量が高い、ということだろうか。風向きを調べないと、分からないけど…
私を含め放射線量計を入手した、いままで線量計などなじみのなかった人が増えてきたと思う。
そして、ウェブ上でも、その数値を報告している人が増えている。
これからも、放射線量計は普及していくだろう。
■線量計の数値=危険度ではない
ただ、線量計の数字を見るのは注意点もある。
たとえば、現在の時間当たりの線量が
0.15μSv/h(マイクロシーベルト毎時)
だったとする。
そうすると、その数値を24時間、365日恒常的に浴びていた場合の外部被ばく量は
0.15μSv × 24時間 × 365日 = 1314μSv = 1.314mSv(ミリシーベルト)
となり、法定の「自然被曝を除いた年間1mSv以下」の被曝基準を3割もオーバーしてしまうことになる。ここで考慮されているのは外部被曝だけであるから、内部被ばくを合わせるとかなりの基準オーバーが考えられる。
逆に言うと、外部被曝だけで考えた時、「自然被曝を除いた年間1mSv以下」を満たすための時間当たりの外部被ばく量はどれくらいになるのか?1mSvは1000μSvだから…
1000μSv ÷ 365日 ÷ 24時間 = 0.114μSv/h となる。
この数値だけを捉えると、先ほどの例でいう「0.15μ」(都心の路上でも珍しくない数字)は、
「法定の基準値をそれだけでかなりオーバーしてしまう」数値となる。
しかし、そうとらえるのはちょっと勇み足だといえる。
それは、
今日、文科省のまえに、福島で子供を育てているお父さんお母さんが終結し、被ばく量の暫定基準値の見直しと、子供の安全確保への訴えを投げかけた。
福島では、父兄が立ち上がり、校庭や園庭の表土をそいで、降り注いだ放射性物質を取り除く活動を始めた。
日本の政府、地方自治体は積極的に、自発的に子供を守る気はない。これは確かだ。
理由は深く書かないが、自分もそれを体感した。怒りを通り越して、絶望の淵に立った。
父母が立ち上がり、わが子を、社会の子を守ろうという声はこれからも大きくなるだろう。
多くの父母は、この動きに合流するほうがよい。
子供は自分たちの環境や必然を選べない。
社会が守ろうということがないのだから、子を守れるのは父母しかおらず、そして、ひと組の父母だけでは、市町村役場レベルでもその声は相手にされない。「特別扱いはできない」という役人の言葉がまっているだけだ。
子供たちは安心して水が飲めない。
食べ物を安心して食べたり、
安心して野原を走りまわれない。
芝生に寝転ぶこともできない。
家族で散歩することもマスクが必要だ。
空は晴れて青空でも、風に吹かれて季節を感じることすら危険で、
海水浴もできなくなった。
自分たちがかつて幼いころで来ていたこと、
大切だったことが、いま、子供たちから奪われている。
だから、放射線から子供を守ろうとしている父母の皆さん、集まって力を結集してください。
そして、全国で子供を育てる父母の皆さん、皆さんの力も必要です。
この問題は、福島や放射性物質が降り注いでいる関東地方だけの話ではなく、日本全国の子供たちにかかる話であって、さらには世界に向けての一つのモデルを示すものとなるのです。
+++
どんなに電力が足りなくなろうと、
生活が今より不便になろうと、
そんないままで当たり前だったことが守られるなら、
ひとが放射線を有効に処理し、打ち勝つことができないなら、
子供たちを苦しめ、生命に危険を与えるものならば、
私は原発はいらない。
生活と社会のあり方を変えるほうがよっぽどいい。
淡いピンクとふちどりの恋ピンクがとても可憐でかわいらしい花が咲きます。
今年は、黒斑病が酷いです。冬季に鉢を植え替えしなかったため、鉢が小さすぎて
弱々しい株になってしまいました。なんとか、少し持ちこたえてくれたら…早いうちに、大きな鉢に植え替えてあげたい。
お次は次々花を咲かせているカレイドスコープ
今日、仕事先へ向かう途中、電車内で発作的に咳が続き止まらなくなった。
電車を途中駅でおり、病院へ。
ここ数日、酷い発作的な咳が続いている。
先週の黄砂で酷く鼻腔とのどを痛めてから体調を悪くし、耳鼻咽喉科でアレルギーの
薬をもらっていた中、原因がよくわからない咳だ。
とりあえず、仕事を休ませてもらった。
+++
帰りがけに小さなローカルチェーンのスーパーに寄った。
野菜売り場を見ていたら、キャベツがやたらと安く売られていた。
茨城産キャベツが、ひと玉で90円するかどうかの値段。
ずいぶん、安い。
朝方、散歩途中の道端では、
腰の高さで0.2~0.24μSv/hくらい。普段が0.1μSv/hとか、多くても0.15μSv/h位だから、
今日は多いみたい。
家の中は0.1~0.11μSv/h。通常が0.08μSv/hだから、家の中も若干高いようだ。
なんでいつもより高いのだろう?無風だから?
定番サイトの日野市のかたのガイガーカウンターでも、20日のam7:00くらいは
平均より若干高めのカウントで推移している。
http://park30.wakwak.com/~weather/geiger_index.html
こちらも同じ日野市で計測しているから、どうやら、この高めの数値は機器的な
問題ではなさそうだ。
家の中、家の前の南北方面の道ではともに0.09~0.1μSv/hでしたが、
家から100m離れた東西に延びる道に出てびっくり、0.14~0.15μSv/hでした。
風向きや、風が通る方向によって、ホットスポット的な場所があるようです。
そういえば、都心でも茨城県を上回る土壌汚染スポットがあったとか…。
本当に、目に見えないから厄介です。
ふと、言葉を思い出した。
正常性バイアス。多数派同調バイアス。
仕事で、大型店の進出に、何も手を打たない既存商店主等の心理を
探っているうちに学んだ言葉。
原発に関する日本の社会の状況は、まさに
・正常性バイアス
・多数派同調バイアス
あとは
・認知的不協和
まさにこんな感じだね。意識しておかないと無意識のうちに飲みこまれることになる。
そんな自分は、合理化機制の真っただ中かもね。
防災・危機管理アドバイザー 山村武彦さんの解説(クリック)
今日の線量は、家の中、庭ともに大体が0.09μSv/hで推移しました。
計測高さは腰の位置。
家の中は全て床を拭き掃除もしたけど、これまでも何回もしてきたこともあり、
とくに前後で変化はなし。
どちらかというと、黄砂が体調悪化にクリティカルヒットする自分には、
庭の手入れをしている間だけで喉がヒリヒリしてきてたまりませんでした。
シンチエーション、ダイオード式の線量計を買った。
ガイガー・ミュラー管式に比べると空間線量の検出は苦手だが、
物体からの線量検出には有利らしい。※下記追記ご覧ください
amazonでぽちっとしてから、数日で届いた。
いまは、ちょっと値上がりしたようだ。
都心のビルでは空間線量は0.06~0.07μシーベルト毎時。
自宅では0.09~0.1μシーベルト毎時。
累積も管理できるし、簡易的な線量計とはいえこれからの生活の目安にはできそう。
原発もまだ不安定だし、やはりいざという時にあるとないとでは違うと思う、が、
これが役立たない世の中に早くなってほしい。
※追記2011.9
実際使っていると、この線量計はむしろ、空間線量を測ることが適切とわかりました。
下記に2011年9月のレビューを載せています。
http://nb-roads.net/2011/09/post_504.html
東京多摩地区に引っ越して、はや半年。
賃貸の庭付き一戸建て。
3月の震災や原発問題のみならず、
先日は、僅か10メートルほど先の道向かいで8棟が燃える大火事が起こり、
風向きが逆であれば全財産を失うところを運良くのがれたりして。
そんなてんやわんやの我が家にも、ちゃんと春がやってきたようで、
自然はよくできているな、と改めてその色彩に目が向いた。