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2008年03月 アーカイブ

2008年03月31日

五所塚の桜

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我が家の近所、五所塚の桜が立派に満開だった。
ちなみに、桜の左下、フェンスに囲まれた小山が5つある。

これは遺跡といわれていて、これが五所塚のゆえん。

立ち上がるネコ

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すみちゃんは、ただいま右目負傷中。
エリザベスカラーをつけて不自由そうに歩いている…

2008年03月29日

トリコロールツーリングについて

今回はテーマが決まらず、結構悩んでます。
S島一周計画は、距離的にも、位置的にもちょうどよく、
何よりも面白そうだなー、と思ったのですが、
カーフェリーの往復が3万ぐらいしてしまうので難しそう…。

まあ、その分、キャンプなどを取り入れて宿泊費を削るという方法も
あるわけですが。

++

北東北の三陸ツーリング案も考えたのですが、
距離的にかなりヘビーになるので、ある程度前後の日程の
余裕が必要ですね…

+++

うーん、今回は困った。

前回幹事のときは零戦ツアーだったので、
宇和島に紫電改を…(コラッ)

トリコ隊員の皆さんのご意見・ご提案お待ちしてます…

リーグの結果

半年にわたる月2回のリーグが終了。

スタートからまったく調子が上がらず、一時は下から数番目の状況
だったのだが、最終的には5位で終わることができた。

最終戦は198,168,124(なんだこりゃ)

+++

この半年で、両手投げへの発展?も果たしたのだが、
アベレージはほとんど上がらない。
おまけに、肘の痛みがひどくなったし。

まあ、引越しをしてから、ボウリングの回数が約半数になった、
という練習不足と、道具のメンテナンスの悪さもあるだろう。

遊園のウッドレーンはとにかくよく傷がつく。
彫刻等でえぐったような傷だらけのブラックパールはすっかり
曇ってしまってレーンを噛みすぎるし、
レーンがかむときに多用しているトロピカルも曇り始めた。
やっぱり道具は大事だ。

先日購入したカバー用のスウィープも、小傷がついている。

+++

先日、仕事先の人と、ちゃんとした大会で使われる
あるセンターで親睦ボウリングをしてきた。
もちろん、ハウスボールとハウスシューズなのだが。

ほかの人が普段ボウリングをしない人だったので
自分は150アベレージぐらいがちょうどよさそうだと考えて2G投球。
結果的に147のアベレージだったので狙い通りだったのだが、
ほかの人が170だの180だの出すので負けてしまった…。
(自分が商品を用意する幹事だったのでそれでいいのだけれど)

+++
ここで思ったのは、レーンの違い。そして、ピンと、キックバックの違い。

レーンはしっかりオイルが入っていて、5人で2Gずつ投げても最後まで
オイルはしっかりついてきた。
遊園では、ハウスボールでもしっかり曲がるのだが、ここでは当然曲がらない。

何よりも、ピンの飛び方が異常と思えるほど軽く感じられる。
さらに、ちゃんとピンがキックバックから跳ね返ってくるから、ピンが
右に左に飛び回っている。

「自分のボールで投げたらどうなるだろうなあ」

などと思ってしまった。

まあ、どんなレーンでもコンディションは変わってくるし、アジャスティング
しなくてはならない難しさは変わらない。
うまい人はどこにいって投げてもそれなりに打つわけだし。
打てないのはレーンのせいじゃなくて腕のせいだといわれればごもっとも。
ただ、やっぱり常日頃練習するなら、変な癖がつく前に、
しっかりしたレーンで練習しないといけないなー、と思ったのも確かだ。

遊園でボウリングをし始めたとき、他のプレイヤーから
一般的なセンターよりも、遊園では20程度アベレージが下がると聞いていたが
それはまた、曲げるタイプのボウラーにとっては安定した投球をじっくり練習できない
レーンでもある、中級者泣かせのレーンといえるかもしれない。

遊園のボウリング場の雰囲気は好きだ。
アットホームだし、大騒ぎしたり、周りを威圧するようなレジャーボウラーも少ない。
スタッフも常連さんたちもいい人ばかりだ。
遊園のレーンが、ある日突然新品に変わっていた、なんてことが起こったらいいなー。

 

 

春に訪れた悲劇

冬真っ只中の引越しや、幾度もの雪に耐え、
越冬してきたベランダの金魚たち。

暖かくなってからだいぶ泳ぎ回り、えさも食べるようになっていた。

先日、突如寒くなった日が続いて、そのときに体調を崩したらしい。

ここ数日は、すべての金魚が力なく漂っている状態だった。

4日ほど前、まずは0.3%程度の濃度になるように塩を投入。
それとともに、300wのヒーターを32度設定にして投入。
もっとも、110リットルプラ舟だから、十分に温まりはしないのだが、
できれば28度前後にはもって行きたかった。

金魚たちの尾 びれに、白いもやのようなものが見受けられたので
(今から思えば、これは病気ではなかったのだと思うが)
メチレンブルーのグリーンFを投入。

このときに、段階を経ずに一回でほぼ規定量弱を入れてしまった。

そして、何よりもエアレーションをしなかった。
青水でコケが生えた水だったのだけれども。

翌朝…

水面一面に、金魚の亡骸が浮いていた…

全滅。数にして15匹ほど。

江戸錦、ライオンヘッド、黒ランチュウ。なかなか期待できる個体もいた。

今朝方、魚がいなくなったプラ舟の水抜きをした。

すると、分解されていない立派なフンがいくつも出てきた。
色も濃いしっかりしたものだ。
…「こんな立派なフンをしていたのか」

金魚は、体調を崩すとすぐにフンに影響が出る。
フンが出ない、細い、途切れ途切れ、あるいは消化不良で白い、など。
だから、立派なフンが出ているときは、健康と考えられる。

完全な医療過誤だ。
金魚の状態を見誤ったし、対処方法も間違えた。

金魚飼育の鉄則

「心配しすぎない、やりすぎない」

を破ってしまった。

せっかく、厳しい冬を、雪や氷の下でじっと乗り越えてきた
かわいい金魚たちをこんなことで死なせてしまうとは。

これからが、楽しみな季節だったのだけれど。

金魚たち、本当にごめんね。

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リセットされたベランダのプラ舟。
金魚たちの姿が思い浮かぶ。

天日干しのあとは、ポンプで循環システムを再構築し、
室内飼育している金魚のうち、
ライオンヘッドのハネモノ(売り物にならないような金魚)を
10匹ほど投入する予定。

春先って、難しい。

春が来た

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我が家の窓からも、桜がよく見える。

2008年03月27日

車検から復帰

わが愛車(不二子ちゃ~ん号)の車検が完了したとのことで、
マツダまでとりにいってきた。

代車のATのデミオを緊張しながら運転。
ATは勝手に走るから怖い。
いつもの癖で、左手がシフトレバーを探してしまう。
左足がペダルを探す。
下り坂ではホールドボタンを使って、セカンド、ローに
いれてエンブレを使う。
まったく持って、MTな体になってしまった。
しかも、普段、コマのように回るロードスターに乗っているので、
ノーマルのデミオが曲がらないこと曲がらないこと。

それでも、桜のトンネルの多磨霊園を通り過ぎ、つかの間の
デミオドライブをしつつ、ディーラーへ。

予定より20分ほど早くついたので、zoomzoomの歌が
かかる中、
「これって男のボーカリストと女のボーカリストの力に差がないか?」
などと思いつつ、窓際の席で待つことに。

気づいたら、あまりのポカポカ陽気に寝ていた…

引渡しの手続きと支払いを済ませ、
久々の愛車と対面。

久々の再会にワクワクする。

走り始める。
すぐに、バッテリーが変わった違いを感じた。
これまでならノッキングをしていたところで、なんの苦もなく
ススーッと走り始める!

しかも、エンジンの吹け上がりがよい。
エンジンの洗浄効果もあるのだろう。

「そうそう、こういう車だったよ、こんなに軽かったよ!」

などとうれしい気持ちに。
リフレッシュできてよかったね!などと車に話す。

このロードスターは、
自分が独立した翌年に、まだろくに収入もないころに購入したものだ。
それからいくつもの仕事先を回り、時には車内で眠り、
街を見るために遠出のツーリングをしたり、仲間とであった。

購入するときにはずいぶん遠い未来に感じていたローンも、
先日払い終わった。

自分が独立して仕事をする不安な時期から、
いろいろなことを乗り越えてやってきた今まで、
思えばこの車がいつも隣にあって、どんなときも
ほんのちょっとした移動のつかの間の時間でさえ、
非日常的で、ワクワクするような楽しい時間に変えてくれた。

この車への愛着はひとしおだ。
あと何回、 この車の車検をするだろう。

できれば、乗り続けたいな。

2008年03月26日

ロードスターの車検

ロードスターを2回目の車検にマツダに出している。

さきほど見積もりの電話をもらった。

バッテリー
ブレーキパッド (残り3.5mm)
ブレーキフルード
オイルフィルター
エンジンオイル
発炎筒
エンジンスチーム洗浄

上記交換&メンテナンスを実施。

(ワイパーゴムは3150円らしいがこれは自分でやることに)

あとは、キュルキュル音を出していたクラッチに油を差してもらい、
雨漏りしているほろのアタッチメントの調整をしてもらった。

車検諸費用を込みで、

しめて

173,000円

なり。

 

ず、頭痛が…

 

タイヤも換えないといけないのに(涙)

まあ、でも命に代えられないので、ケチりませんよ。

 

というか、専用バッテリー高すぎじゃ。

 

2008年03月20日

ターヘルアナトミア

 

素朴な疑問。

 

 

anato

ポーズとる必要ありますか?

状況を理解していますか?

 

2008年冬、角館・乳頭温泉、列車とバスの旅 番外編

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(おなかすいたな)

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(そのオレンジ色のところちょうだい)

ケーキ。

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(最初からしょうがは入れんのですよ)

甘酒

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(お、おねいたん…)

アサヒビールのキャンペーンガール。

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(ぷはーっ)

もちろんつられて飲む。スーパードライ。

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(おっきいやつちょうだい)

つまみはきりたんぽ。

そして…

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カツカレー納豆ラーメン。

 

正直、微妙。

 

 

2008年冬、角館・乳頭温泉、列車とバスの旅2

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ここからは私、にゃんこがお伝えします。

 

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角館から田沢湖駅までは、電車で20分。
運賃にして300円ちょっとであります。

電車は一面白くなった田畑や山をかけていきます。

 

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うーん、雪国ですなー。

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田沢湖駅では、竜神が迎えてくれますぞ。

昔、たつこという美少女が、永遠の美を願って禁断の泉の水
飲んだところ、竜神になったそうで。

しかし、我輩にはどうにも

永遠の美=竜神

の公式は成り立たないのであります。

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乳頭温泉郷までのバスを待つ間、田沢湖駅内の観光案内所で
時間をつぶすのであります。

ちなみに駅前には、数件の飲食店とお土産やさんがありますです。

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マ、マスがうまそうであります。あ、模型か。

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たっちゃん、鼻息が荒いなー。

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さてさて、バスに乗って田沢湖駅を離れますよ。

乳頭温泉までは1時間。500円弱の運賃です。

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一面の雪に針葉樹とは、風情がありますぞ。

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ホイップしたての生クリームみたいだなー。

バスはやがて田沢湖を過ぎると、圧雪時々アイスバーンのくねくね山道をゆっくりと行きます。

やっぱり、レンタカーにしなくて正解。運転したらクタクタに疲れそう。

でも、この路面、ロードスターで走ってみたい気もする…楽しそうだ…。

ちなみに、このバスは途中で田沢湖スキー場を通ります。
結構、大学生ぐらいの団体が乗り込んできて、バスは混雑。

途中で有名な旅館「鶴の湯」との分岐がある。

バスは直進して、乳頭温泉郷へ。

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バスが到着。したそうですが…。

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ば、バス亭が埋もれてる!!

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羽後交通のバスさん、ありがとー

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今日の宿、大釜温泉。

かつて、本荘市にあった木造の小学校を移築した、
なかなか面白い建物。
事務所も「職員室」とか書いてあるよ。
一泊1万円ちょっと。

でも、ネットで調べると、結構、評判が悪い。

「お湯はいいけど、サービスと料理が…」

とのこと。だから、ちょっと不安を抱きつつ、チェックイン。

まあ、そもそも秋田はどちらかというと、悪気なく接客が下手な
店が多いので、そこら辺はもとより割り引いて考えてますが。

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チェックインのときに、宿のおばさんとちょっとお話。

「本荘に仕事いったんだけど、やっぱり温泉に入りたいから来たんだよ」

「そうでしょう、やっぱ、乳頭温泉のお湯は一番いいわよ」

なんだ、特に愛想悪くないよ。

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やっぱり秘湯は冷えます。お茶、お茶。

部屋は、小学校の教室を期待していたけど、なんと言うか、
安めの民宿みたいな感じでした。

学生のころ、安いスキーバスツアーで友人たちとごろ寝していたような部屋、
という感じ。ある意味、リラックスはしやすい。

18時のご飯まではまだ時間があったので、お風呂に入ろう。

お風呂はデジカメ持ち込めないので、

ここらへんのページから適当にご覧ください

内湯でまず体を洗う。男湯はシャワーは2つくらいしかないし、シャンプーもない。

別にいいけど。

問題は、お湯があんまりでない上に、すごくぬるくて、凍死しそうなこと。

と思ったら、もう一つのシャワーに変えたらマシになった。

お風呂は乳白色ではなく、サビ色。 茶褐色だ。

内湯は熱め。露天は全体的にぬるい。

内湯も、外湯も20人ぐらいずつ入ればいっぱいになりそう。

とはいえ、なかなかいい湯だ。刺激は少ないが、温泉に入っている
実感を十分に持たせてくれる。

露天は、雪がちらつく中はいった。
風呂のすぐふちには、雪が厚く積もっている。

お湯の注ぎ口から離れて入ったが、ぬるすぎて、あんまり長居はできなかった。

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で、料理。「家庭料理」がウリですが、まさに山奥の家庭料理です…。
保存食系の漬物や和え物が主で、鮎の一夜干は小さかったけど、
おいしかった。あと、きりたんぽ汁がつきました。

正直言えば、物足りないかな。

隣の大学生ぐらいのグループは、十分にご飯のお代わりができなくて、
宿の方にお願いしても
「すみません、もうご飯炊いていません」

と断られていた。それってどうかなー、と思った。

たとえ、おかずが少なくても、白米の味と量への満足度が高いと、
食事自体への評価は上がると思うのだ。

ほかのテーブルからも、
「え、料理ってこれだけ?」
という声が聞かれた。

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ま、「秀よし」くん二合で結構いい気分になりましたが。

午前1時ごろ、他の酔っ払いの皆さんが寝静まったころを見計らって
またお風呂に行った。

脱衣場から入ると、

内湯に人が倒れていた。

というか、若い兄ちゃんがねっころがって、女湯の彼女と
壁越しに話していたようだ。

自分が入ったらびっくりしたようで即座に起き上がっていた。
別に、いいですよ…襲いませんって。

でも、大声で彼女と話し続けるのはやめれ。うっさい。

+++

露天風呂へ入り、お湯の注ぎ口のところに入る。

あったかい。

静かに、しんしんと雪が降っている。

湯から出ている顔はひしひしと冷気を感じ、
湯で火照る体を冷やしてくれる。

湯はジンジンと、皮膚から身にしみてくる感じだ。

湯面に落ちては溶ける雪をぼんやりと眺めつつ、
ゆっくりと湯船に使っていた。貸切のひと時だった。

朝、朝食は7時。
そそくさと食べ終わって、他の人が食べている間にもう一風呂はいる。

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こんな青空がひろがる日だった。

朝の澄んだ空気を吸いながら、露天風呂で青空を眺めた。

ゆっくりと時が流れていく。お湯の流れる音が、耳の奥に残る。

8時過ぎに部屋に戻る。

バスの時間が10時くらいなので、それまで散歩することにした。

road

雪の壁は、174cmの自分の背丈よりも高い。
城砦のようだ。

うっすらと親切の積もる、圧雪の上を、スノーシューズで踏みしめながら歩く。

 

RIMG0189 わーい、雪がふかふかだ。

road2

この奥にも、温泉があるよ。

 

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パウダースノーですぞ。ううう、雪まみれで冷たい!

 nyutou

ロードスターで走りたくなる道である。もちろん、この状態で。
3速、4000回転でどうだ。

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雪から突き出た木の枝。

つぼみが膨らみつつある。この雪の中で、木々は確実に
春を迎える準備をしている。

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手形とネコ型。

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木の陰影が雪に写る。

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ツララも半端ない。

 

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194号線の標識も、かろうじて雪から出ている。

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マシュマロが転がっているようだ。

 30分ほど周辺を歩いて遊んだ後、宿に戻る。

すると、大型バスが何台か着ていて、フロントは日帰り入湯の客で
混み合っていた。

え、チャックアウト10時なんだから、日帰りはそれ以降にしてよ!というのが率直な意見。

まあ、他の宿に泊まった人が、帰る前に他の風呂に入って行きたい、ということ
なんだと思うけどさ。

宿泊している人は、朝一番で風呂に入っておかないと、イモ洗いのような状態で
朝の風呂に入る羽目になる。

そんなのいやだ。

annai

バス停は徒歩1分。でも、いやな予感がして15分前にチェックアウトをしに行く。

正解だった。フロントは団体日帰り入湯の受付などで混雑していて、
順番待ちをしなくてはならなかったから。

だから、日帰りはチェックアウト時間後にすればいいのに。
バス乗り遅れたらしゃれにならないからね!

後一つだけ、どうしてもいやだったことがある。

まあ、山奥の雪深い地域の宿だから、仕方ないのかもしれないけど…

トイレの水がチョロチョロしか出ない。

だから、前の人のブツが残っている。

これだけは勘弁。

温泉の湯は豊富にあるんだから、それを活用するとか、
雨水を活用するとかできないのだろうか?

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田沢湖駅に着いたのは、11時前だった。

乳頭温泉からのバスは、帰宅客で席が埋まって補助席も
使われていたのだが…2人席を一人で占領するおっさんども、
もっと謙虚になりなさい。といいたい。あと、そこの明らかに
不倫風のカップル。二人で4席使うな。

予約している新幹線こまちは、13時発。

電車の変更ではやめることもできたが、まあ、せっかく来たから急がずともいいや、
と思い、当初の予定通りにする。

田沢湖駅前のみやげ物店により買い物をした後、飲食店で昼食を取る。

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こまちでーす。

こまちは雪原の中を飛ばす。

でも、1時間もたたず盛岡に着くころには、雪原もだいぶ消えていた。

だんだんと、普通の田園風景が広がり始め、それが町になる。

3時間後、それは灰色の都市になった。

どうやら自分の日常に、戻ってきたようだ。

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電車でも酔っ払いですよ、気軽に飲むなら高清水ですよ。

2008年冬、角館・乳頭温泉、列車とバスの旅 1

2月の終わり、秋田県の由利本荘市での仕事の後、
旅をして帰ることにした。

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羽越線 羽後本荘から秋田駅の車窓。
白波の立つ日本海を眺めながら、2両編成の普通電車は進む。
朝の8時。

9時ごろ、秋田駅に着く。

角館に行くには、このまま普通列車で行くこともできる。
しかし、それだと大館駅でずいぶん乗換えに時間がかかるようだ。

かといって、新幹線に乗ればわずかの区間に3000円以上のコストがかかる。

そこで、秋田駅前のバスロータリーから、田沢湖行きのバスに乗ることにした。

9時半くらいに秋田駅を出発。運賃は角館まで1330円。

時間にして、1時間50分。

バスは、線路沿いに真っ白に雪が積もる山の中、田んぼの中、
川沿いをゆっくり進んでいく。

角館では、武家屋敷の観光施設、「伝承館」でバスを降りることもできる
のだが、仕事帰りなので荷物が大きい。
自分は、角館バスセンターで降車し、そこから8分ほど歩いて角館駅に向かった。
荷物を、コインロッカーに預けるためだ。

15時過ぎの電車で田沢湖へ向かう予定なので、それまで町を歩こう。

ちなみに、角館から田沢湖に向かう普通電車は非常に少ない。
1時間に1本もない。
バスセンターからバスに乗る手もあるし、新幹線という手もあるのだが、
自分は本数が少ない”貴重な”電車に乗りたいことと、田沢湖駅から
乳頭温泉までのバスの便を考え、15時過ぎの電車を選ぶ。

角館駅から武家屋敷までは、20分ほどで歩いていける。

とりあえず、行きはタクシーで向かい、帰りは歩いてこよう。

道の両脇には、除雪された雪が積もっている。
それを避けるように、観光客(そんなに多くないのだが)が車道に
広がって歩いている。

「あの人たちは、本当に地元の迷惑を考えない。
たくさん来てくれることはいいんだけど、それで売り上げが上がる店も一部だしね…」

タクシーの運転手が言った。

角館
武家屋敷

閑散とし、ゆっくりと時間が流れていた。

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つららが下がる

途中、2軒ほど武家屋敷を見学して回った。

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明かりで壁に、亀の絵が浮かび上がる。
これは、屋敷の客間に映るように工夫されたおもてなしだ。

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歴史ある雛人形が飾ってあった。

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すっかり雪に覆われた屋敷。
爆弾低気圧が多かったこの冬、雪が多かったらしい。

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RIMG0062 灯篭も帽子をかぶる。

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歩いていると、雪が降ってきた。
そういえば、トリコロールツーリングのときも同じアングルで
画像を撮ったなあ。

kaku

+++

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またまたネコ雑貨専門店に行ってしまった。

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旅の友ができた。
風に吹かれて痛かった自分の手を温めてくれる、かわいいやつだ。

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武家そばで舞茸そばをたべる(大盛り)

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武家屋敷を外れて、川辺に出てみた。
桜の並木が土手に続く。
川辺は一面の白い世界。
雪はさっきからずっと、チラチラと降り続いていた。

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デフォルトで露出アンダーの世界。

被写体は明るい純白だからこそ、その集合体は
露出アンダーとなる。

しっとりとしたグレーの空と、音もなく降る雪が、
今という価値を教えてくれた。

 

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にゃんこも即席のかまくらで楽しいようだ。

町の途中でお土産を買う。

結構、ゆっくりと回ってきたのだけど、それでもまだ時間が余った。

西宮家で甘酒を飲んで体を温めた後、駅に戻る。

それにしてもスノーシューズを持ってきてよかった。

歩道はまだ圧雪に覆われている。

 

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駅前は、特にこれといってあるわけではない。

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あの電車で田沢湖に行くよ。

 

つづく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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