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2008年冬、角館・乳頭温泉、列車とバスの旅2

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ここからは私、にゃんこがお伝えします。

 

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角館から田沢湖駅までは、電車で20分。
運賃にして300円ちょっとであります。

電車は一面白くなった田畑や山をかけていきます。

 

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うーん、雪国ですなー。

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田沢湖駅では、竜神が迎えてくれますぞ。

昔、たつこという美少女が、永遠の美を願って禁断の泉の水
飲んだところ、竜神になったそうで。

しかし、我輩にはどうにも

永遠の美=竜神

の公式は成り立たないのであります。

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乳頭温泉郷までのバスを待つ間、田沢湖駅内の観光案内所で
時間をつぶすのであります。

ちなみに駅前には、数件の飲食店とお土産やさんがありますです。

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マ、マスがうまそうであります。あ、模型か。

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たっちゃん、鼻息が荒いなー。

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さてさて、バスに乗って田沢湖駅を離れますよ。

乳頭温泉までは1時間。500円弱の運賃です。

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一面の雪に針葉樹とは、風情がありますぞ。

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ホイップしたての生クリームみたいだなー。

バスはやがて田沢湖を過ぎると、圧雪時々アイスバーンのくねくね山道をゆっくりと行きます。

やっぱり、レンタカーにしなくて正解。運転したらクタクタに疲れそう。

でも、この路面、ロードスターで走ってみたい気もする…楽しそうだ…。

ちなみに、このバスは途中で田沢湖スキー場を通ります。
結構、大学生ぐらいの団体が乗り込んできて、バスは混雑。

途中で有名な旅館「鶴の湯」との分岐がある。

バスは直進して、乳頭温泉郷へ。

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バスが到着。したそうですが…。

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ば、バス亭が埋もれてる!!

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羽後交通のバスさん、ありがとー

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今日の宿、大釜温泉。

かつて、本荘市にあった木造の小学校を移築した、
なかなか面白い建物。
事務所も「職員室」とか書いてあるよ。
一泊1万円ちょっと。

でも、ネットで調べると、結構、評判が悪い。

「お湯はいいけど、サービスと料理が…」

とのこと。だから、ちょっと不安を抱きつつ、チェックイン。

まあ、そもそも秋田はどちらかというと、悪気なく接客が下手な
店が多いので、そこら辺はもとより割り引いて考えてますが。

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チェックインのときに、宿のおばさんとちょっとお話。

「本荘に仕事いったんだけど、やっぱり温泉に入りたいから来たんだよ」

「そうでしょう、やっぱ、乳頭温泉のお湯は一番いいわよ」

なんだ、特に愛想悪くないよ。

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やっぱり秘湯は冷えます。お茶、お茶。

部屋は、小学校の教室を期待していたけど、なんと言うか、
安めの民宿みたいな感じでした。

学生のころ、安いスキーバスツアーで友人たちとごろ寝していたような部屋、
という感じ。ある意味、リラックスはしやすい。

18時のご飯まではまだ時間があったので、お風呂に入ろう。

お風呂はデジカメ持ち込めないので、

ここらへんのページから適当にご覧ください

内湯でまず体を洗う。男湯はシャワーは2つくらいしかないし、シャンプーもない。

別にいいけど。

問題は、お湯があんまりでない上に、すごくぬるくて、凍死しそうなこと。

と思ったら、もう一つのシャワーに変えたらマシになった。

お風呂は乳白色ではなく、サビ色。 茶褐色だ。

内湯は熱め。露天は全体的にぬるい。

内湯も、外湯も20人ぐらいずつ入ればいっぱいになりそう。

とはいえ、なかなかいい湯だ。刺激は少ないが、温泉に入っている
実感を十分に持たせてくれる。

露天は、雪がちらつく中はいった。
風呂のすぐふちには、雪が厚く積もっている。

お湯の注ぎ口から離れて入ったが、ぬるすぎて、あんまり長居はできなかった。

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で、料理。「家庭料理」がウリですが、まさに山奥の家庭料理です…。
保存食系の漬物や和え物が主で、鮎の一夜干は小さかったけど、
おいしかった。あと、きりたんぽ汁がつきました。

正直言えば、物足りないかな。

隣の大学生ぐらいのグループは、十分にご飯のお代わりができなくて、
宿の方にお願いしても
「すみません、もうご飯炊いていません」

と断られていた。それってどうかなー、と思った。

たとえ、おかずが少なくても、白米の味と量への満足度が高いと、
食事自体への評価は上がると思うのだ。

ほかのテーブルからも、
「え、料理ってこれだけ?」
という声が聞かれた。

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ま、「秀よし」くん二合で結構いい気分になりましたが。

午前1時ごろ、他の酔っ払いの皆さんが寝静まったころを見計らって
またお風呂に行った。

脱衣場から入ると、

内湯に人が倒れていた。

というか、若い兄ちゃんがねっころがって、女湯の彼女と
壁越しに話していたようだ。

自分が入ったらびっくりしたようで即座に起き上がっていた。
別に、いいですよ…襲いませんって。

でも、大声で彼女と話し続けるのはやめれ。うっさい。

+++

露天風呂へ入り、お湯の注ぎ口のところに入る。

あったかい。

静かに、しんしんと雪が降っている。

湯から出ている顔はひしひしと冷気を感じ、
湯で火照る体を冷やしてくれる。

湯はジンジンと、皮膚から身にしみてくる感じだ。

湯面に落ちては溶ける雪をぼんやりと眺めつつ、
ゆっくりと湯船に使っていた。貸切のひと時だった。

朝、朝食は7時。
そそくさと食べ終わって、他の人が食べている間にもう一風呂はいる。

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こんな青空がひろがる日だった。

朝の澄んだ空気を吸いながら、露天風呂で青空を眺めた。

ゆっくりと時が流れていく。お湯の流れる音が、耳の奥に残る。

8時過ぎに部屋に戻る。

バスの時間が10時くらいなので、それまで散歩することにした。

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雪の壁は、174cmの自分の背丈よりも高い。
城砦のようだ。

うっすらと親切の積もる、圧雪の上を、スノーシューズで踏みしめながら歩く。

 

RIMG0189 わーい、雪がふかふかだ。

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この奥にも、温泉があるよ。

 

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パウダースノーですぞ。ううう、雪まみれで冷たい!

 nyutou

ロードスターで走りたくなる道である。もちろん、この状態で。
3速、4000回転でどうだ。

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雪から突き出た木の枝。

つぼみが膨らみつつある。この雪の中で、木々は確実に
春を迎える準備をしている。

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手形とネコ型。

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木の陰影が雪に写る。

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ツララも半端ない。

 

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194号線の標識も、かろうじて雪から出ている。

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マシュマロが転がっているようだ。

 30分ほど周辺を歩いて遊んだ後、宿に戻る。

すると、大型バスが何台か着ていて、フロントは日帰り入湯の客で
混み合っていた。

え、チャックアウト10時なんだから、日帰りはそれ以降にしてよ!というのが率直な意見。

まあ、他の宿に泊まった人が、帰る前に他の風呂に入って行きたい、ということ
なんだと思うけどさ。

宿泊している人は、朝一番で風呂に入っておかないと、イモ洗いのような状態で
朝の風呂に入る羽目になる。

そんなのいやだ。

annai

バス停は徒歩1分。でも、いやな予感がして15分前にチェックアウトをしに行く。

正解だった。フロントは団体日帰り入湯の受付などで混雑していて、
順番待ちをしなくてはならなかったから。

だから、日帰りはチェックアウト時間後にすればいいのに。
バス乗り遅れたらしゃれにならないからね!

後一つだけ、どうしてもいやだったことがある。

まあ、山奥の雪深い地域の宿だから、仕方ないのかもしれないけど…

トイレの水がチョロチョロしか出ない。

だから、前の人のブツが残っている。

これだけは勘弁。

温泉の湯は豊富にあるんだから、それを活用するとか、
雨水を活用するとかできないのだろうか?

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田沢湖駅に着いたのは、11時前だった。

乳頭温泉からのバスは、帰宅客で席が埋まって補助席も
使われていたのだが…2人席を一人で占領するおっさんども、
もっと謙虚になりなさい。といいたい。あと、そこの明らかに
不倫風のカップル。二人で4席使うな。

予約している新幹線こまちは、13時発。

電車の変更ではやめることもできたが、まあ、せっかく来たから急がずともいいや、
と思い、当初の予定通りにする。

田沢湖駅前のみやげ物店により買い物をした後、飲食店で昼食を取る。

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こまちでーす。

こまちは雪原の中を飛ばす。

でも、1時間もたたず盛岡に着くころには、雪原もだいぶ消えていた。

だんだんと、普通の田園風景が広がり始め、それが町になる。

3時間後、それは灰色の都市になった。

どうやら自分の日常に、戻ってきたようだ。

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電車でも酔っ払いですよ、気軽に飲むなら高清水ですよ。

コメント (1)

2008??????????????????2 (NB-Roads????????????????) 私が探していたものです。情報をありがとうございました。

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2008年03月20日 13:03に投稿されたエントリーのページです。

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