原発推進派の東大に対し、原発反対のために、放射線を研究し続けている京大助教、小出先生の著書に現在の被曝基準に関する説明がありました。
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■10人・シーベルトあたりのがん死者数(100ミリシーベルトを浴びた時の100人当たりの死者数)
原発推進派の評価 普通の大人 1人 子供 4人
物理学者ゴフマン博士の評価 普通の大人4人 子供16人
■日本の被曝許容量とがん死の危険性(ゴフマン博士の評価をもとに)
事故前
・一般人 1mSv/年 → 2,500人に1人
・放射線従業者 20mSv/年 → 125人に1人
事故後
・福島事故(労働者) 250mSv/回 → 10人に1人
・避難基準(子供ふくむ) 子供 20mSv/年 → 31人に1人
※原発推進派の主張では、上記の1/4になる。
(小出裕章 「原発はいらない」2011 幻冬舎より)
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重要なことは、原発推進派の基準としても、20mSv/年を浴びた子供の124人に1人ががんで死んでしまう。
しかも、日本政府の基準はあくまで外部被曝のみを考慮しており、内部被曝が抜け落ちている。
それを、我々大人社会は看過している。
これでいいのだろうか?