流山市が放射線のホットスポットだというのは聞いていた。
流山おおたかの森駅の東武線ホームで5分ほど電車を待つ。
線量計は最初は0.21μSv/hを表示した。
DoseRae2は安定まで数分かかるから、数値が落ち着くに従って下がるだろうと思った。
しかし、数値は0.2~0.21μSv/hで落ち着いた。
今日、東京都日野の我が家の周辺では0.1~0.11μSv/h、都心の神谷町あたりも
似たり寄ったりだから、単純に2倍。
たしかに、ホットスポットの様相を呈していそうだ。
http://www.geosociety.jp/hazard/content0058.html#map
上記マップによると、原発事故前の流山あたりの自然放射線量は
0.0178-0.036μSv/hだから、その中間をとると0.0269μSv/h
ということは
今日の自然放射線以外からの線量 0.2μSv/h-0.0269μSv/h=0.1731μSv/h
法定の年間被曝限度量は「自然放射線量を除いた1mSv以下」であるが、
本来望ましいのは外部被ばくだけではなく、外部被曝、内部被曝を足して1mSv以下であり、これを時間当たりの線量にすると0.114μSv/hが一つの基準となるから、
すでに外部被曝だけで多くオーバーすることになる。
0.1731μSv/h×24時間×365日=1516.356μSv つまり、1.52ミリシーベルト。
さらに、事故前の数値では、
日本人が外部から受ける放射線と、食事から受ける放射線、呼吸から取り込む
放射線全ての合計量の平均が
1.5ミリシーベルトだった。
ある程度、年齢が行った人にとっては、あまり不安になる数字ではないかもしれない。
しかし、大前提として、これは今まで「これが安全」とされてきた法定数値を大きく上回っているという事実がある。
極力、被曝を回避するよう注意したほうがよく、それは、
その地域に暮らす乳幼児、妊婦をはじめとしたこれから先長い人生の時間があり、
最も弱い人たちを保護するため、だ。