ひと月ちょっと前まで、
この国では原発は最高レベルに保守する施設で絶対安全としてきた。
それは、
放射性物質が危険だからだ。
そして、基準を決めてきた。
民間人は、1ミリシーベルトが年間許容量であると。
いまは国も、お抱え学者も医者もそろって
『放射性物質は安全だ』
などと言いはじめた。
民間人の許容量を20倍に増やした。
それは、ひと月ちょっと前までは放射線に接する職業者の許容量だった。
つまり、今は国民一人一人、乳児までもがかつての職業者たちと同じだけ
『被ばくしてよい』
とされたことになる。
この国は、大きな間違いを犯している。
大人たちはもっと、この問題について調べ、学ばないといけない。
無知では付け込まれるだけだからだ。
いま、無理やり基準を変えていく権限を持っているのは、
いまの放射線の障害があらわれてくるころにはとっくに引退したり、
寿命を迎えているだろう人々だ。
彼らはそれを見越して動いていると実感する。
あとに残るのは、今の若い世代、子供たちの健康被害の苦しみと、
補償のための重負担の苦しみだけになる。
私たちはいま、他人事ではなく、政府やテレビが用意したことを鵜呑みにするのではなく、
さまざまな見解を学び、知識をつけてこの事態を見守り、そして子供たちのために
アクションを起こしていかねばならない。
汚染された野菜を買う人が
『風評被害の加害者だ』
などと責め煽る無責任さ、そして感情で煽られる無知さ。
雨の中を平然と傘をささず歩く人々。
この国の病気は深刻だ。
どのような資料か、背景がよくわからないので悩んだが、一応公開しておきます。