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作業員に祈る。作業員を祈る。

フクシマフィフティーと米国では称賛された原発問題最前線の作業員たち。

いまの日本、世界の行方は、彼らに託し、祈るしかない。

時給数万の作業員もいれば、通常の日当、1万円そこそこがあまりに重すぎる責任を負う彼らの労働の対価。

ご本人たちだけではなく、そのご家族の心配は将来への不安はいくばくだろう。

 

それでも、責任感を持って、放射線が渦巻く現場に立ち向かってくれている彼らには、本当に感謝しかなく、そして、彼らの健康が致命的、後遺症的に害されぬ安全を祈らずにはいられない。

20代の若い作業員、小さな我が子に日々の楽しみを映していただろう30代。
子供の成長に、将来の夢を見ている40代。
子供の自立も目前にしているだろう50代。
第二の人生が見えてきていたはずの60歳弱の方。

いろいろな人生と家族がそこに立ち向かっている。

中には、下請け企業の高齢である経営者、役員が

「自分たちでも配線ぐらいできる」

と、若い人を送りこまず、盾になろうと名乗り出たとも報道で知った。

私は神仏など普段意識しないし、関係なく生きているけど、もし、本当に神仏がいるなら…彼らを守ってください。
ただ、いま起きていることは現実なのだから、私たちは彼らに祈り、頼るしかない。


残酷な慰めかもしれない。でも、万が一のことがあるなら、彼らや彼らのご家族は、東電はもちろん、社会が将来にわたって手厚く支援していかないといけない。

彼らが斃れ、それでも福島原発がしずまらないときには、日本国民は最後の一人になろうと、福島原発の現場に立ち向かわねばならない。
それが、世界に対して日本が背負っている責任であり、日本の社会がしてきた選択なのだから。

その選択が正しかったのか、これからも選択していくのか。

それは、この件がしずまったときに、社会で話し合おう。

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2011年04月10日 11:10に投稿されたエントリーのページです。

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