ネット上では結構、GX200とLX3の機能や写りかたの比較が
されている。でも、ボディについての比較はあんまり無いようなので
比較してみました。
LX3(右)とGX200(左)
前面のデザインは、LX3のほうがこじゃれていて素材も質感があります。
GX200はプラスチック感がよく出た質感ですが、デザインは
工業製品、っていう感じでなかなかクールです。
個人的には
・LX3は良くできた家電製品(デザイン性偏重)、
・GX200は良くできた工業製品(機能性偏重)、
のような印象を持っています。
これは、まさに選ぶ人の好みでしょうね~。
では裏面をば…
■背面
左 GX200 右 LX3
液晶の大きさはLX3のほうが大きく、見やすい。
ボタン配置などは似たように見えるが、ボディをグリップしたときに
GX200は親指が来る位置にジョグダイアル(でいいのか?)
がくるのに対し、LX3はスティックを操作するのに親指を結構
曲げないといけない。よく使う部分だけに、ただでさえホールド性
の悪いLX3の操作性はあんまりよいとはいえない。
でも、やっぱり質感はLX3のほうが良くできている感じ。
■上部・厚み
左 GX200 右 LX3
上部から見ると、ボディ全体の厚みはほぼ同じなのがわかるが、
顕著に違うのはグリップの厚みとシャッターボタンの大きさ。
グリップはGX200のほうが手になじみ、しっかりと片手で機体を
ホールドすることができる。
一方、LX3は片手ではしっかり握れずぐらぐらしそうな感じがして、
慣れるのに時間がかかった。GX200が無理なく手のひら全体で
もてるのに対し、LX3は指先でしっかり握らないといけないから、
余計に握力を要する気がする。
ホールド性に関しては、
GX200 ★★★★☆
LX3 ★☆☆☆☆
といったところか。
ホールド性って、カメラにとっては大事だと思うんだけどな。
LX3はホールド性を犠牲にしてデザインを取ったという感じだが、
こういう大切な部分を削って万人受け?を図るようなやり方が
どうしてもLX3をカメラというより家電製品に感じさせるんだよな。
画像表現も、素朴で癖が出やすく、表現作りに撮り手の関与を
要求するようなGX200に対して、LX3はたいていどんなときもそれらしく
感じられるような表現で写って撮り手を楽させてくれる。
こういった考え方の違いから、
LX3とGX200はハイエンドコンパクトで競合関係にあるように
とられるけど、実際はターゲットにもずれがあって、厳密に競合
関係に無いように思う…。
シャッターボタンに関しては、GX200の縦長のボタンはやや押しづらい。
とはいえ、撮影に非常に支障が出るようなものでもない。
電源ボタンはGX200がシャッターボタン左下にボタン式で、
LX3はシャッターボタンの右下にスイッチ式で配置されている。
かつて、初代GXのときは背面に電源ボタンがあったために
かばんの中で自動的に起動してしまったことなどもあったが、
GX200になってからはそのようなことは無い。
むしろ、LX3のほうが、かばんに放り込んでおくとたまに
スイッチが引っかかって勝手に電源が立ち上がっていたりする。
下 GX200 上 LX3
横幅比較では、GX200がやや長いことがわかるが、
これがホールド感をよくしている部分でもある。
もともとがコンパクトな大きさなので、この程度の誤差はあまり
気になるものではないように思う。
この比較から言えば、
・見た目よいデザインを要求するのであればLX3
・撮影時の機能性、実用性を要求するのであればGX200
といってもいいように思う。
購入の参考にどうぞ↓
自分はデジカメオンラインでLX3、GX200ともに購入
安いだけではなく、対応が早くてよかったです。
お手軽にきれいな画をとりたいならLX3↑(画像クリックでお店に行けます)
最近品薄なので、在庫があるうちに手に入れたいものです…。
6/28現在、在庫があるようですね(価格もずいぶんこなれてますね)
自分でカメラを使いこなして画づくりするならGX200↓
GX200の水平照準器はLX3にはありませんがとても便利…
それにしてもともに安くなりましたね