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ヨコテヤマノボレ

【行程】 470km
川崎→調布IC(中央道→圏央道→関越道)渋川IC→一般道→志賀草津道路
→万座ハイウェイ→鬼押出ハイウェイ→白糸ハイウェイ→R18碓氷峠→横川駅→
→妙義IC(上信越道→関越道→圏央道→中央道)調布IC→川崎 

+++

タイヤも新調したし、週末は天気がよさそうだ。
観光名所となっている志賀草津道路も、紅葉は今が盛りで、
じきにシーズンオフで立ち入れなくなる。
また、長野新幹線開通でダメージを受けたという「峠の釜飯」
の横川駅やその周辺は、どのように整備されたのだろう?

久しぶりに、ロードスターで走ろう!

ということで、決意をしたのが今日の午前零時。
で、日もまだ上らぬ5時に家を飛び出した。

志賀草津道路は紅葉狩りで混むだろう。

さて、どうするか。

基本的に、自分のドライブ、あるいはツーリングのスタイルは

「ヒットエンドラン戦法」
または
「夜間戦法」
だ。

前者は朝早く家を出て、普通の観光客が来る前に現地を見る。
そして、一般客と入れ替えに現地を去る。そうすることで、帰りも
まだ渋滞が発生する前に帰ることができる。ただ、じっくりといろいろ
見て歩いたり、特に、お店を尋ねたい場合などは不向き。

後者は、朝早く家を出てすいているうちに現地入りし、
その近辺を含めとことん見て回って、一般客が帰り、さらに
その渋滞が終わる夜、あるいは翌日の未明まで温泉や道の駅で待ってから
帰る方法。時間が長く拘束されるのがネック。

今回は夜に地元で参加したいものがあるので「ヒットエンドラン」で
目的地を絞って突撃しよう!しかも、ふんだんに有料道路を使ってやる…。

とりあえず、メンバーに「暗号電」を携帯で打つ。朝の5時。
ロングツーリストたちたるものが、よもや天気のよい秋の週末、
この時間に起きていないわけがあるまいよ(嘘)

『ヨコテヤマノボレ』

出掛けに前日まで、今日、志賀草津道路を走るか悩んでいた
トリコロールツーリングメンバーのbanabanaさんは気づくだろうか。

2時間ほどして、メンバーからちらほら返信が来る。

「ワレ暗号解読失敗」 (これから食べる台湾ラーメンの画像付)
「ワレ出雲ニテ護送サレテイマス」(鉄道の車窓とワンカップ酒の画像付)
「秋田は雨なので、行きつけの温泉に行って来まーす」
(日帰り温泉施設の画像付)

…そりゃそうだよね、急すぎますよね…

+++

第一の誤算は、朝5時半過ぎというのに、すでに中央道が混んでいたこと。
せっかく、環八を使わないで高速で関越に出ようとしたのに…。
そして、関越道も、高崎辺りまでえらい混んでいた。そして、何よりも
一般道の工事が多いこと。週末ぐらい、休めないものだろうか。
かくして、志賀草津道路に突入したのは、すでに日が高くなっている9時過ぎ。

RIMG0002 RIMG0008

rs1 
しかし、今日は本当に気持ちよかった!青い空が広がる。
緑の草原が風に波打つ。
硫黄のにおいが立ち込め、紅葉した木々が見える。
冷たい高原の空気。対照的に照りつける太陽。

残念ながら、遠望できるはずの日本の屋根たる山々は、雲がかかって
ほとんど見えなかった。
すでに、いたるところの駐車場も、写真を撮るおじさんなどで占領済み。
やはり、出遅れてしまったか…
しかし、写真撮るために車道に堂々と車止めて、車道に出て写真撮るのは
どうかと思う。

「国道日本最高地点の碑」がある駐車場も入れず。
まあ、あんまり人がわんさかいるところで写真とっても画にならないから、
「また来年来たときでいいや」
と軽い気持ちで通り過ぎる。

見晴らしのよいワインディングを走り横手山に到着したのが10時前。
そこから長野方面には抜けず、折り返して万座ハイウェイを目指す。

rs2 
途中で一枚。空の青さと雲の形がなんとなく秋だなー。

万座ハイウェイは某マップでは「高原を走り抜ける道路」というふれこみ
だったと思うのだけど、期待したほどは印象に残っていない。
志賀草津道路がそれだけよかった、ということなのだけど、
万座ハイウェイは1,020円も取られることを考えると、物足りなかった。

鬼押出ハイウェイは、雲がなければ勇壮な浅間山がででーん、とみえるのだけど、
今日はそれもなし。でも、木立間の道は気持ちよく、ゴツゴツした岩の間の道は、
なんだか面白い雰囲気でよい。

残念ながら、画像はとり損ねてしまった。

続いて、白糸ハイウェイ。300円。

途中、北からのルートは白糸の滝まではソコソコ整備されているのだが、
白糸の滝からは「これが有料道路かよ!」というようなボコボコの
ウネウネ道となり、道幅もかろうじて2.0車線、という感じだ。
観光地だから、歩行者はいるし、たまに大きい観光バスが登ってくる。
RIMG0020
紅葉はまだこれから。

それでも、この道の雰囲気は個人的には嫌いじゃないかも。
道路わきの木立は、いろいろな表現を見せてくれている。
あるところは色とりどり。あるところはうっそうとしている。
そして、この道の出口(入り口?)付近の旧軽井沢の整然とした
木立もとても趣がある↓。

 RIMG0027

時間は12時前。観光客ですっかりとにぎわう軽井沢の町を抜ける。
この時間まだ快適な国道18号線にでて、そこから碓氷峠越えだ。

ウネウネとした鬱蒼とした峠道を、2速、3速を使いながら走っていく。
まれに、他の車走っているので、ちょっと大きめに車間距離をとって
同じペースで走る。ただ、この峠道では脇によけて先を譲ってくれる
車が多くて感心した。


rs3
よくもここに水道橋を作ったもんだなー。

峠を抜け、ちょっとした集落を抜けて少し走ると、もう横川駅だ。

RIMG0037 rs4
小ぢんまりした駅だのう。

おなかがすいた。

もちろん目指すのは…

RIMG0038 峠の釜飯「おぎのや」

おぎのやに来たのだから、頼むのはもちろん…

 

RIMG0039
「トンカツ」

なんでやねんっ!!

 

+++

実は、おぎのやの釜飯はどこでも買える印象しかない。
実際、弁当だから、サービスエリアや、軽井沢の街中、
あるいは首都圏でも駅弁フェアなんかやればすぐ買える。

おぎのやの駅弁は、確かにおいしいもので好きだけど、
発祥の店をわざわざ訪れてまで食べるものではないと思う。
たとえば、その店に行かないと、普通に売っている弁当には
ついていないものがある、とか、そこにしかないバリエーションがある、
とかだったらいいとは思うのだが。

おぎのやの釜飯を食べたことのある人はきっと、全国にたくさんいると思う。
でも、おぎのやのトンカツを食べたことがある人は全国にどれくらいいるだろう?
それこそ、店を訪れないと食べられないものではないか…

で、トンカツの味は…

う~ん、定食屋の味!

でも、なんだろう。
お店の人が、もうちょっと愛想がよくて、接客をしっかりしてくれれば
いいのだけど。

+++

すっかりおなかが満たされたあと(13:30)、やっぱり妙義山も走って帰ろうかな、
日帰り温泉に行こうかな、と思ったのだが、夕方の渋滞はどうしても
避けたいことと、ドライブやツーリングの掟、

「求メスギルナカレ、足ルヲ知ルベシ」
(トリコロールの書1巻第1章3節ヨリ)

を思い出し、予定通り帰ることにした。

案の定、高速はスイスイ、帰宅する観光客はほとんどいない。
15時、川崎の我が家に帰着。

つかれた~、でも、楽しかった!

 

コメント (2)

banabana:

いいお天気で気持ち良さそうっすね~♪
フェラデルの皮も無事にむけて大人になれたようですし・・・

にしても、久々のツーレポぢゃぁないっすか!?(^◇^)


しかし、フロントガラスはお気の毒でしたね!
またしても不二子ちゃんが身を挺して御主人様を守ってくれたんでしょうきっと。。。

nb:

フェデラルもしっかり一皮向けて、いよいよ本領発揮です。
RS-Rも履いてみたい気がしてきました。

>久々のツーレポ

(汗)しかも、やや手抜き!?
今回は、あまりに久々すぎてツーリングの勝手を忘れて
おり、いわば「リハビリツー」でしたね。
ですので、これも、「リハビリレポ」でしょうか。

フロントガラスは、
久々のロングドライブでこれだと、やるせないです(泣)
でももうこれは災害と割り切るしか
ないのかな、と。確かに、不二子ちゃんは
しっかりと守ってくれました。それだけに痛々しいです。

安くリペアという手もありますが、ただでさえ剛性が
弱いオープンカーですから、しっかり交換したいと思います。

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2008年10月04日 17:09に投稿されたエントリーのページです。

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