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はやぶさ、そのバックストーリー

先日、7年の旅を終えて燃え尽きたはやぶさ。

この衛星がなぜ「はやぶさ」なのか。今日初めて知った。

はやぶさが着陸した小惑星はイトカワ。

これは、戦後のまだ貧しい日本で宇宙研究を続け、

ペンシルロケットを開発した糸川教授にちなむ名前だ。

その、糸川教授。第二次大戦中に何をしたかというと、

世界に誇る陸軍の名戦闘機「隼」を開発した一員なのだ。

隼は海軍の零戦と並び、軽戦闘機として格闘戦を得意とし、

「加藤隼戦闘隊」などの活躍部隊を生み出し当時の世界に衝撃を与えた。

 

惑星イトカワを目指す画期的な衛星が「はやぶさ」であることは、

現代技術者の技術への尊敬と込める思いを感じ得ずにいられない。

 

こんなバックストーリーがあったとは。

 

大戦時、硬直的な軍部に技術者はさまざまな制約をされ、

戦闘機隼は、海軍の零戦と同じように、終戦時には全く時代に合わない

非力な戦闘機となってしまっていた。

 

今の時代、それを繰り返していいのか?

ネコでも杓子でも目先の事業成果、事業成果。

何を持って事業成果というのかと思ったら、金目だけの浅はかな話ばかり。

 

画一的で浅はかな考えで、かつての隼のように、この技術が発展することを

阻害するのだけはやめてほしいと、切に願う。

コメント (6)

banabana:

はやぶさ≒隼だったんデスカ?

次期はやぶさの計画予算17億円に対して
事業仕訳の結果3000万円?・・・ありえない!
ガキの使いじゃあるまいし、いったい何考えとんじゃい!(ーー゛)
はやぶさが帰還したことで少しは見方が変わってくれるといいんですがね~・・・

もうひとつおまけ!

>ペンシルロケットを開発した糸川教授にちなむ名前だ。

そのペンシルロケットが日本で始めて打ち上げられたのが、秋田県の道川海岸で記念碑が建っています。

nb:

モチロン存じてますよ。
羽越線でよく道沿いの案内板を見ていますから!

nb:

>banabanaさん

3000万円で、何ができるんでしょうね???
というか、国として何をしてほしいのか、
それを明確にしてから仕分けしろよ、という感じです。

ロースター:

3000万円じゃ、今時都内じゃ衛星どころかマンションも買えませんよ!
・・・なんて冗談はさておき、はやぶさのエピソードはいいお話ですね〜。糸川教授がもしこの話を知ったら、どんなに喜ぶ事か!

宇宙開発といったら非常に高度理論構築や緻密な計算が必要で、いっさいの無駄など許されないシビアな世界だと思うのですが、そんな中からでてくるこぼれ話が何とも暖かく、グッときてしまいます。宇宙に携わる人って思いのほかロマンチストなんですね。

はやぶさ2は当面お寒い状況を強いられそうですが、宇宙ヨットとか、まだまだ我々をワクワクさせてくれる技術が目白押しの日本の宇宙開発をこれからも応援したいです。

nb:

jaxaは、今のタイミングで市民出資とか、募金を募ったら
結構集まるのではないでしょうかね?
それが目に見える形でワクワクする宇宙技術につながっていくなら、
自分としては税金を適当にあちこち振り分けられて無駄遣い
されるよりはずいぶんいいかと…

ロマンか…最近忘れかけてるかも…泣

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2010年06月21日 22:21に投稿されたエントリーのページです。

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