いいかげん、日本政府はトヨタ問題について動かないのだろうか。
もともとリコールにつながる欠陥や、それを隠ぺいしたような事実があるのは
確かだし、個人的にはトヨタという会社は好きではない。
ただ、トヨタは国内で多くの雇用などを生み出している企業に間違いはない。
このリコール問題がいまはアメリカ国内の選挙を見据えた政治的に利用されている。
さらには、米国の国有企業であり、トヨタの強豪であるGMなどと関連する
立場の人間などが公聴会などでトヨタに質問しているのだから、
単なる政治利用だけとも考えられない。とんだ茶番だ。
米国側はトヨタの機密情報に及ぶまで情報提出を要求しているが、
これが米国国有企業のGMやクライスラーに流れない保証はない。
むしろ、この機にトヨタの機密情報を入手しようとしているのではないか
とうがった見方もしてしまう。
このような流れの中で、日本政府は何をしているのか?
「トヨタには真摯に対応してほしい」
と鳩山総理は言ったが、それだけでいいのか。
政治利用が明らかになっている問題は、民間の企業では相手に
できるものではない。
日本の政治家調査団を組んで独自に調査をすればいい。
総理が政治利用についてくぎを刺す発言をすることも少なからず影響はあるだろう。
なんというか、自国の企業を見捨てているというか…。
本当に救いを感じない。
++++
それにしても、トヨタもお粗末だ。
自社の利益ばかり考えて、莫大な資金力を盾に社会を軽視してきた
ツケじゃないの、と思ってしまった。