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バンクーバー 女子モーグルは面白かった

どの選手も、果敢に攻めに行っていたこの大会。
若い選手だけでなくベテランまでもが激しく転倒するハラハラする展開。

競技に対する気迫と勇気がひしひしと伝わってきた。

日本勢もみな決勝進出なんて、すごい。

上村愛子選手も、本当に惜しかったな。
思えば長野五輪のとき、大会組織本部に詰めていた自分は
テレビでまだ若かった(といっても年が少し違うだけだけど)
彼女を見て応援していたっけ。
そこから着実に一つずつ階段を上って、今回は4位。

モーグルはこの10年で格段に発達したスポーツだと思う。
逆にいえば、まだまだ技術開拓の余地が残されていたスポーツだ。

スキーは、体格に勝るほうが有利なスポーツでもある。
その中にあって、日本選手の活路はエアーの技術点だけではなく、
ターンの技術によるスピードの向上だ。

ターンで直線的に高速で滑降してくる技術を、里谷選手しかり、
上村選手も先取りして高水準で磨き上げてきた。
数年前の大会ではそんな上村選手の滑りは、
多くの外国人選手がスキーの後ろ部分が横にすべらせ、
時間をロスし、見た目も良くなかったなかでは
存在感はピカイチだったし、スピードも圧巻だった。

しかし、この大会は違ったように見える。

外国の選手は、上村選手の滑りを研究し、そして身につけてきた。
決して上村選手の技術が下がったのではない。

まだ、改善の余地があった技術の差を、体格に優れた外国人選手が
詰めてきたのだ。

その中にあって、上村選手の4位をはじめとした代表選手の順位は
素晴らしいものだと思う。
里谷選手の第2エアー。空中でバランスを崩した時は、おもわず
声をあげてしまった。
でも、それもその前のターンで攻めたからこそ。
外国人選手を含め、とても楽しい競技だったと思う。
素直に、拍手を送りたい。

ところで、五輪関係の話題に絡めたCMで、

「順位なんてどうでもいい」

とかいうCMあるけど、個人的には「ふざけんな」、と思う。

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2010年02月14日 19:36に投稿されたエントリーのページです。

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