小浜市や長崎県の温泉町で会を作って米国のオバマ大統領候補を応援している
取り組みがあるそうだ。
目的は、温泉とか、まちを振興する事らしい。
新聞によれば、現地まで行って、対面をする、ということにまで
なっているようだ。
どうやら、かつてオバマさんがどこかで
「私は日本のオバマから来た」
とか言ったとか真偽のほどが定かじゃない情報がもとで、
親しみを感じているらしい。
オバマ候補を応援する歌を作っちゃったり、
手紙を書いちゃったりしている。
個人的には、
「なんだ、それ?」
と冷めてみている。
他国の数億の人々の人生のみならず、
世界に大きな影響を与える米国大統領を選ぶ
選挙において、その主義主張を省みることもせず、
これにあやかって自分たちの町を知ってもらおうと考え、
相手にもホイホイとイメージアップのダシに使われる行動を
安易にしていいのだろうか?
オバマ候補が当選した暁には、それで笑う人がいれば、
それで苦しい思いをするであろう人々がいるのが
想像つかないのだろうか?
それは、クリントン陣営という意味ではない。
政策上の犠牲者となりうる人々のことだ。
仮に、オバマ大統領と日本の間で何らかの摩擦が起き
うることもあり得るのだ。
その時に、その犠牲や不利益を被った人たちに対して、
「僕たちは名前が一緒だっただけだから、
応援したんだよ!責任はないよ、僕の国じゃないし!」
なんていうのだとすれば、それってあまりに利己的で無責任だ。
第一、主義主張を知ったところで、これは他国の
大統領選挙であって、そんなのに日本から変な
参加の仕方をするものではない。
むしろ、その行為はすごく軽々しく目に映るし、
白けてしまう。
まあ、そこまで大きな話ではないかもしれないし、
米国内では報道もたいしてされてはいないだろうけど、少なくとも
アメリカのクリントン候補陣営と支持者にとって
小浜市に対して好感度は上がらないかもしれない。
さらに嫌なのが、それをとらえて、
「それが日本全体の総意」
とか、変なメッセージに曲解されないといいけど。
もし、クリントン陣営から将来的な大統領が出て、
このことを記憶にとどめていたとしたら、
今「小浜!オバマ!」と浮かれている人々の”子孫”が
不条理な不利益を被る危険性だってゼロじゃないかもしれない。
いずれにせよ、軽々しく他国の選挙にかかわるような
内政干渉的な盛り上がりは、独善ばかりを感じさせるのは確かだ。
日本のおおくのまちが不振にあえいでい現状は知っている。
だからといって、なんでもやればいいものではない。
そういう行動はむしろ、真の価値を貶めることにもつながることを
推して知るべし。
+++
まあ、ここで
栗きんとん業者の皆さんが
クリ(キン)ントン支持
で立ち上がり、双方入り乱れた応援合戦、
とかいう展開はありかな、と。←おいおい
コメント (2)
まぁオチはともかく。。。(汗)
まさに私も同じように感じておりました(ーー;)
nbさんに一票! であります。
投稿者: banabana | 2008年04月24日 12:20
日時: 2008年04月24日 12:20
やはりそうですよね。
オバマさんに会いにまで行ってしまうみたいで。
節操がないなあ。
清き一票、ありがとうございます!!
投稿者: nb | 2008年04月26日 18:08
日時: 2008年04月26日 18:08