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玄海原発に福島第一原発の放射能拡散図をあてはめてみた

地形、風向、風速、規模など様々な違いはあると承知していますが、現状では万が一の時のシミュレーションなどが見当たらないので参考までに作成してみました。
自分は全くの専門外ですので、それを前提に素人の戯言だとご覧いただければ幸いです。

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佐賀県の最多風向は年間を通して「北北西」となっています。ちなみに、福岡県もそうです。

ですから、玄海原発に対して北北西の風(北北西から南南東に向けて吹く風)があるときを
想定して、福島での拡散の濃度の濃い地域の向きを設定しました。

genkai3

この重ね合わせでいえば、唐津市、小城市、佐賀市、糸島市、福岡市、北九州市など、九州北部主要地域のかなりの範囲で大きな影響を受けることになります。自然としても、玄界灘、有明海、下関海峡も影響下にあります。

福島の地形をみてみます。

 

chikei2★は福島第一原発

放射性物質が拡散した飯館村の地形は、海岸方面に若干高い山が続くものの、飯館村方面に向けて扇状に低い地形が広がっており、風の通り道になったと想像できます。

風向きの関係もあり、その方面に放射線物質が濃度たかく拡散したとして…

 

chikei1

玄海原発からは、平地である唐津市を経由して松浦川沿いに天山わきを抜け、小城市、佐賀市方面に風が通り抜けることが想像できます。

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このシミュレーションには、根拠がないと言われればそれまでですが、
ただ、玄海原発の再開問題は、玄海町や隣接市町村だけの問題ではないことは確かであり、より多くの人が関心を持ち、自分のことととらえて判断し、声を上げる必要があるのは確かです。

大切なことは、「玄海原発が津波対策をした」ことや「国が安全宣言を出した」ことではなく、今の福島のように、

「いざというときがきたら、人間が放射能を克服できない限りはどうしようもない」

ということ、あまりに多くの「当たり前にできたこと」を失うことです。

また、唐津市人口 13万人、多久市2.2万人、小城市4.6万人、佐賀市23.5人、糸島市10万人、福岡市144万人、北九州市97.5万人。

本当に、上記地図のような拡散をたどれば、電力会社や国は、保障できる規模と言えるのでしょうか?
(いまも、危険だと認められた地域以外の東北地方、関東地方多くの住民、実際は大いに影響を受けている人々には保障もなく、個人の負担と我慢で問題に向かい合わざるを得ないのです。)

小さな玄海町だけの判断ではなく、広い地域が主体的に考えるべき問題と思います。

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2011年07月05日 12:53に投稿されたエントリーのページです。

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