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あと1秒、あと時速5km/h

車を運転していて、今日は初めて身勝手な他車の運転で

「俺の首、とれちゃうかな」

と思った。

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その瞬間。

 

まずは動画です。僅か5秒の間の出来事です。 【クラクションが鳴ります音量注意】

 

場所は川崎市多摩区、鶴川街道から多摩川沿いの道を京王線の陸橋方面に
進んだあたりだった…

 

40km/hの道路。

今日は雨が降っていたことや、 春の交通安全週間、それに
ここはよくネズミ捕りをしているところでもあって、
自分は40~50km/h未満で走行していたとき。

現場は緩やかな右カーブ。

対向車線からトラックが来たことは見えていたが、
緩やかなカーブに差し掛かった瞬間、右カーブの前方、
対向するトラックの陰から対向する乗用車(スカイラインorレクサス?)がこちらの車線に飛び出した。

後ほど下記画像をもとに地図で確認した両者の距離は約60メートルだった。
(実際はもっと近く感じた)

画像012131113.ASF_000064012

対向車線にはみ出た途端、パッシングして猛加速してきた対向車。

明らかに不適切なタイミング、しかも、通行量が多い道で先が見えないカーブでの
追い越しなどは無謀でしかない。

「え、加速してくるの?(ブレーキじゃないの?)」

と思った。そしてブレーキをかけさせるべくクラクションを鳴らす。

自分は急減速(ただし、路面が濡れており、制動を失わないためにフルブレーキは避けた)、
左にハンドルを切るが、家内が助手席に乗っていたため
左側を当てないようハンドルの切りすぎに注意。
当てるとすると、自分側を当てるしかない、ととっさに思った。

 

画像112131113.ASF_000065715

加速し続けたまま無理やりトラックの前に割り込む相手の車。
トラックも驚いたに違いない。
このとき自車と相手は10メートル未満。

この直前、直後は、

「当たるなら運転席側に薄くオフセットでいけるか」

と思いながら、ボディ上面は目の前のピラーでしか防御できない
ロードスターだから

「俺の首、とれちゃうかな」

と思ったこと以外は、あとは覚えていない。
後頭部が熱くなって引き締まる感じがした。

 

スローモーション的に迫る対向車、乗っているのは高年齢くらいの男女。
助手席のやつがこちらに手を上げている。

実際は一瞬の出来事で、相手から目を離さず、体が勝手にロードスターを
微調整していたように思う。

 

画像212131113.ASF_000066025

 

画像312131113.ASF_000066180
トラックもおそらく強くブレーキングしたに違いない。

 

上の画像1と下の画像2,3の時間に注目してみると、
すべて同じ、13時12分18秒、つまり、1秒未満でのすれ違い

画像0の追い越しを掛けてきた時点とは、たった2秒の出来事。

仮に、パッシングを見てから自車がブレーキを含めて
Ave30km/hで走行したとして、
2秒での走行距離は17m。(上記画像をもとに地図で確認したところ、
おおむね同様の距離であった)

その間に相手は43mは走っているわけだから、

秒速21.5m、つまり77.4km/h。制限時速のほぼ倍になる。

 

この速度で正面衝突していたら?1tで低速で走るロードスターと、
はるかの重量があり、80km/hで走る相手の車。
その質量と運動エネルギーの 差は歴然としていて、ダメージがどちらが
大きいかは想像がつく。

この動画を警察に送り、厳重に注意をしてほしかった。
しかし、残念ながらナンバーが不鮮明でそれは難しいようだ。

このような横暴な運転は、厳に取り締まってほしいと思うし、
それに相手の運転手がかりに事故を起こすのであれば、
他人を巻き込むのだけは辞めてほしいと思う。

そして思うのが、
運転の適性・頻度などによって、運転できる車、排気量等を制限したほうがいい、
ということ。

特に判断が鈍った高年齢者はハイパワーな車では自分が安全でも
他者に脅威をもたらす。

+++

この出来事の後、しばらく黙りこんで事態を理解しようとする時間が少しあった。
そして、あまりに身勝手な相手に怒りがふつふつとわきあがってきた。

自分が無茶をしたのにこちらにどうにか対処させようと厚かましくパッシングしてくるな。

パッシングされたところで、土手の上のガードレールに挟まれた道で
こちらにどうしろというのだ。
人を止めさせるのではなく、自分の車を止める考えはないのか。

片手を上げて謝ったつもりだろうが、それで済む問題じゃない。

あと1秒、あと時速5kmちがったとしたら、

ぶつかっていたとしたら、

被害者であるこちらにかかわる多くの人生が壊れていたのだ。

本当に、あの運転手が事故で人を傷つける前に、
あの運転手には自己の横暴な運転を見直す機会があることを願ってやまない。

コメント (2)

画像3が、いかに危険な状態だったかを物語ってますね。無事で何よりでした^^)/

この道はnbさんに紹介していただいて以来重宝させてもらってますが、案外見通し悪いし、とても追い越しかける勇気などないですね。
追い越し禁止でもいいと思うんだけどな~。

nb:

昨日も改めてこの道を通りましたが、
わたしもあの道が追い越し可なのは不思議です。

もっとも、普通のドライバーなら、あの場所で
追い越しはまず考えないですよね。第一、無理して
追い抜いても、その先の信号で渋滞になっているわけで。

ドラレコの画像については、かなりの広角で撮っているので
距離感はありますが、画像3については実際は両車1mも
離れているかいないか位の距離だと思います。
ドラレコももうちょっと鮮明だといいのですけどねー。

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2010年04月12日 16:18に投稿されたエントリーのページです。

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